SLFA-6100/6800

蛍光X線硫黄分析装置

ハードウェア・ソフトウェアの両面から設計を一新し、日々発展する製油業界における課題解決ニーズにお応えします。

事業セグメント: Scientific
製造会社: HORIBA, Ltd.
  • 繰り返し精度1.6ppm、検出限界5ppmを実現

小型で高出力のX線管により、ヘリウムなどのパージなしに、高い繰り返し精度を実現しています。急激な温度変化や検出器のドリフトにも安心なオートゲインと、ヘリウムパージを不要とする、温度、大気圧の補正機能により、信頼性の高い測定結果を提供できます。低濃度試料の繰り返し精度は、硫黄0%試料に対して1.6ppmの標準偏差と高いパフォーマンスを示します。また、重油など高濃度試料に対しては、より短時間で測定が可能です。

  • 検出器保護機構
    X線保護膜が検出器と試料セルの間に差し込まれており、試料セルからの漏れがあっても試料が滴下しないように検出器を保護します。この膜はセル窓と同様の構造となっているため、容易に装着・交換できます。


     
  • 安全機構

安全性確保のため、生産時に工場にて徹底的なX線漏洩試験が実施されています。さらに、どなたでも安心してお使いいただけるよう、二重のフェイルセーフ機構を搭載しています。

  • 大画面表示

本体にはデータが読み取りやすいバックライト式の大型LCDを搭載。この画面には、測定データがリアルタイムに、%またはppmで表示されます。

  • ターンテーブル(SLFA-6800のみ)

SLFA-6800には、8試料までの連続測定を可能にするターンテーブルが装備されています。新設計のステッピングモーターにより、試料間の移動がより安定し、よりスピーディになりました。

  • 出力オプション

測定データの出力方法として、プリンタで紙に印刷、USBメモリスティックに保存、USBケーブル経由でPCに出力、の3つの方法を選択できます。

  • C/H レシオの自動補正

C/H レシオの自動補正機能で、オイルの種類の違いによる測定誤差の問題は解消。オイルの種類に関係なく、高精度の測定結果が得られます。

  • スペクトル測定

スペクトル測定モードで、試料を総合的に評価することができます。X線管および検出器の状態チェックにも有効です。

 

▶関連アプリケーションはこちら

 

 SLFA-6100SLFA-6800
測定原理蛍光X線分析法
測定対象重油、ナフサ、原油、軽油等の石油製品中の硫黄
測定レンジ0-9.9999%
繰り返し精度5 ppm以下(1%の試料にて)/1.6 ppm以下(0%の試料にて)
C/H誤差1 C/H あたり±50 ppm以内(1%の試料にて)
検出下限5 ppm以下 *標準偏差の3倍(0%の試料にて)
検量線本数最大15本
検量線次数1次または2次(自動選択、手動設定可能)
試料量/試料数4~10mL、1試料4~10mL、最大8試料
測定時間10~600秒
データ出力プリントアウト、USBメモリスティックに保存、USBケーブル経由でPCに接続
スペクトル測定スペクトル測定機能付き エネルギー軸:0~10keV/強度値軸:自動設定
周辺温度 5℃~ 40℃
周辺湿度

5.0℃~ 31.0℃では最大相対湿度 80%
31.1℃~ 40.0℃では相対湿度50%まで直線的に減少

電源AC 100 ~ 200 V ± 10%, 50/60Hz
消費電力

150VA

標準規格

ASTM D4294(USA), ISO 8754, JIS K2541/B7995

重量約21kg約23kg

 

お問い合わせ

* 項目は必ずご記入ください。

HORIBAグループ企業情報