Apple Watch Ultraとサイクリングに行く
watchOS 10では、Bluetooth対応アクセサリに自動的に接続して、ケイデンス、パワーの指標をサイクリングワークアウト表示に追加できます。機能的作業閾値パワーの推定値、つまり、1時間維持できる最大の強度レベルも表示できます。
サイクリングワークアウトを開始すると、ライブアクティビティとして自動的にiPhoneに表示されます。タップするとアクティビティがディスプレイ全体に表示されるので、自転車に乗りながら指標を簡単に確認できるようになりました。
サイクリングワークアウトを始める
Apple Watch Ultraでワークアウトアプリ を開きます。
Digital Crownを「サイクリング」または「インドアバイク」まで回し、準備ができたらワークアウトをタップします。
iPhoneでロック画面のワークアウトタイマーをタップすると、すべての指標が表示されます。
iPhoneへの指標の表示をやめるには、Apple Watch Ultraで右にスワイプしてから、「停止」をタップします。
サイクリングワークアウトのワークアウト表示
サイクリングワークアウトには以下の指標が含まれます:
指標: 現在の心拍数、平均速度、獲得標高、距離
指標2: 現在の速度、現在の高度、消費カロリー、平均心拍数
心拍数範囲: 現在の心拍数、範囲内の時間、平均心拍数
スプリット: スプリット数、スプリットペース、スプリット速度、現在の心拍数
セグメント: セグメント数、セグメント速度、セグメント距離、現在の心拍数
高度: 過去30分間の高度プロファイル、上昇した高度、現在の高度
パワー: 過去30分間のパワープロファイル、現在のパワー、サイクリングケイデンス
パワーゾーン: 現在のパワー、範囲内の時間、サイクリング平均
サイクリング: 現在の速度、平均速度、現在の心拍数
アクティビティリング: ムーブ、エクササイズ、スタンド
注記: パワーゾーン指標を有効にするには、「設定」で「パワーゾーン」を設定する必要があります。
サイクリングワークアウトに対応しているBluetoothアクセサリに接続する
Apple Watch Ultraで設定アプリ を開きます。
「Bluetooth」をタップして、「ヘルスケアデバイス」をタップしてから、接続したいセンサーをタップします。
「デバイスを設定」の下で、ホイールのサイズやクランクの長さを変更するオプションの隣にある をタップします。
アクセサリを設定したら、サイクリングワークアウトを開始すると自動的にApple Watch Ultraに接続します。
パワーゾーンについて
Apple Watch Ultraでパワーゾーンの情報を確認して、サイクリングワークアウトのパワーを分析できます。パワーゾーンは機能的作業閾値パワー(FTP)の推定値を基準として、Apple Watch Ultraをパワーメーター、速度センサー、ケイデンスセンサーなどのBluetooth対応サイクリングアクセサリに接続しているときに利用可能です。
Apple Watch Ultraでは、パワーゾーンは軽めの運動レベルから激しい運動レベルまでの5~8つの区分に分かれています。パワーゾーンを監視することで、サイクリングワークアウトを効率化し、フィットネスの質を上げることにチャレンジできます。
注記: パワーゾーンは、iPhoneのフィットネスアプリで生年月日、身長、体重を入力済みの場合にのみ計算されます。
パワーゾーンを設定する
Apple Watch Ultraで設定アプリ を開きます。
「ワークアウト」>「サイクリングパワー」と選択します。
「カスタム」をタップしてから、FTPを入力します。
FTPを入力すると、同じ割合に基づいてパワーゾーンが自動的に再計算されます。
パワーゾーンの下の6個のゾーンをタップしてから、パワーゾーンの総数を選択します。
ゾーンをタップして、下限と上限を入力します。
iPhoneのApple Watch Ultraアプリを開き、「マイウォッチ」をタップし、「ワークアウト」>「サイクリングパワー」と選択して「カスタム」をタップし、FTPを入力し、パワーゾーンの総数を変更してから、ゾーンをタップして下限と上限を入力するという手順でも操作できます。