iPadのPagesで別の言語用に書類をフォーマットする
書類の言語と地域によってテキストの形式が決定されます。例えば、カンマとピリオドのどちらを小数点として使用するか、どの通貨記号を使用するか、ハイフンでつながれた単語を改行時にどのように処理するか、どのように日付を表示するか(年/月/日の順序)などです。
デバイスの主要言語のリストに複数の言語が登録されていれば、異なる言語のフォーマットを使用する書類を作成できます。書類内で別の言語を使用するには、「設定」 でその言語の入力ソース(2つ目のキーボードなど)を追加する必要があります。
ヒント: iPadOS 15以降では、書類内のテキストを別の言語に翻訳してから、翻訳をコピーするかどうかや、テキストを翻訳に置き換えるかどうかなどを選択できます。翻訳したいテキストを選択してから、「翻訳」をタップします。翻訳機能について詳しくは、iPadユーザガイドを参照してください。
ほかの言語のキーボードやその他の入力ソースを設定する
書類内で別の言語を使用するには、最初に言語の入力ソース(言語固有のキーボードや文字パレットなど)を設定します。デバイスに言語固有のキーボードを追加すると、デバイスの主要言語のリストにもその言語が追加されます。
ホーム画面で「設定」をタップし、「一般」をタップします。
「キーボード」>「キーボード」>「新しいキーボードを追加」とタップしてから、使用したいキーボードをタップします。
別の言語やキーボードを使用する方法については、お使いのデバイスのユーザガイドを参照してください。
Pagesが開いている場合は、Pagesを終了してから再度開いて、ソースが認識されるようにします。
別の入力ソースに切り替えるには、キーボードの下部にある を押さえたままにして目的の入力ソースを選択します。
現在の言語とは異なる方向で記述される言語に切り替えると、挿入ポイントは新しい言語で使われる側に移動します。例えば、入力ソースを英語からヘブライ語に切り替えると、書類の右側に挿入ポイントが移動します。
異なる言語のフォーマットを使用する書類を作成する
新規書類を作成するときに、特定の言語や地域のフォーマット規則を使用して、表やグラフ内の数字、日付、時刻、および通貨を自動的にフォーマットできます。これは、別の地域にいる人と書類を共有する場合にお勧めします。
例えば地域によっては、小数点の桁区切りを示すためにピリオドの代わりにカンマが使用されたり、通貨に異なる通貨記号を使用したり、テキストが左から右ではなく右から左に表示されたりします。
この言語設定は、現在の書類のみに影響します。
書類マネージャをブラウズビューにして、画面上部の をタップします。
テンプレートセレクタの右上隅にある をタップして、別の言語を選択します(ほかの言語が表示されない場合は、現在の言語をタップする必要があります)。
設定の外側をタップして閉じてから、使用するテンプレートをタップします。
新しい言語を選択すると、テンプレートのタイトル、テキスト、および一部のフォーマットコントロールにその言語が反映されます。
デバイスと異なる言語およびフォーマットが使用されている書類を表示すると、使用されているフォーマットを示すメッセージが書類の下部近くに表示されます。フォーマットの違いの例を表示するには、メッセージで言語をタップします。
注記: スペルチェックは、文書の言語ではなく、使用しているキーボードの言語に応じて行われます。
書類の言語とフォーマットを変更する
書類を作成したあとでも、書類が開いているときにその言語設定を変更できます。
注記: 共有書類ではこの設定を変更することはできません。
ツールバーの をタップし、「書類オプション」をタップしてから、「言語と地域」をタップします。
「言語」をタップして新しい言語を選択します。
「言語」ポップアップメニューで最初の項目(システム- <言語>)を選択すると、デバイスの言語と地域に書類がリセットされます。これ以降にデバイスの言語設定を変更したり、異なる言語設定のデバイスで書類を開いたりした場合は、書類の言語と地域はデバイスに合わせて自動的に変更されます。ただし、その書類を共有する場合は、すべてのユーザがあなたのデバイスの言語と地域で書類を閲覧します。
「地域」が有効な場合はタップして地域を選択します。
「終了」をタップします。
書類の言語と地域を変更したあとは、表およびグラフに新規に入力するデータに新しい言語が反映されます。既存の表およびグラフのデータでは、日付の言語(月の名前など)は変更されますが、日付の句読点や日、月、年の順序は変更されません。数値の句読点(小数点、3桁区切りなど)は変更されます。