MacのNumbersでVoiceOverを使って数式を作成する/セルに自動入力する
表のデータを使って計算をするときは、数式エディタを使って数式を作成します。VoiceOverによって関数の名前、各関数の定義と例、数式エラーなどが読み上げられるため、数式をスプレッドシートに挿入したり編集したりしやすくなります。
自動入力モードを使用して、同じ数式、データ、または論理的に連続したデータ(連続した数字、文字、日付など)をセル、行または列に素早く入力することもできます。自動入力モードを使用しているときは、VoiceOverによってそれが示されます。
数式を挿入する
MacでNumbersアプリ を開きます。
スプレッドシートを開きます。
数式エディタを開くには、数式を挿入したいセルを選択してから、等号(=)を入力します。
「4x3」、「C2 C3」などの式を入力し始めます。
数式に関数を追加するには、使用したい関数の名前を入力してから、その後ろに左丸かっこを入力します。
関数名の一部を入力してから、左右の矢印キーを使ってオートコンプリートオプションを順に表示することもできます。目的の関数を選択するにはReturnキーを使用します。
各引数プレースホルダトークンを使用したい引数の値に置き換えて関数を完成させます。
数式の作成が終わったら、Returnキーを押します。
既存の数式を編集することもできます。VO+スペースバーを押して数式エディタを表示し、変更を行ってから、Returnキーを押します。
関数ブラウザを使う
Numbersで関数ブラウザを使って、関数とその引数について詳しく知ることができます。関数ブラウザを開くには、数式を含むセルを編集する必要があります。
MacでNumbersアプリ を開きます。
スプレッドシートを開いてから、既存の数式があるセル、または数式を追加したいセルを選択します。
数式エディタを開くには、以下のいずれかの操作を行います:
空のセルに数式を追加する: 等号(=)を入力します。
既存の数式を編集する: VO+スペースバーを押します。
「関数」サイドバーにジャンプするには、VO+Jキーを押してから、VO+↓キーを押して「関数」検索フィールドに移動します。
使用したい関数の名前を入力するか、名前の入力を開始します。
VO+↓キーを押して検索結果にジャンプしてから、上下の矢印キーを使って結果内を移動します。
目的の関数を選択したら、「Webコンテンツ」に到達するまでVO+↓キーを押してから、Control+Option+Shift+↓キーを押して「ヘルプ」セクションに入ります。ほかのWebコンテンツと同じように、その関数のヘルプを読み上げたり操作したりできます(例えば、VO+Command+Tキーを押すと見出し間でジャンプできます)。
アクセシビリティについてのヒント: VO+Aキーを押すと、選択した関数のヘルプをすべて読み上げることができます。
関数についてさらにヘルプが必要な場合は、「数式および関数ヘルプ」も参照してください。
数式エラーを確認する/修正する
数式にエラーが見つかった場合、その数式の結果はエラーが修正されるまで表示されません。例えば、関数のいずれかの引数を空白のままにした場合、値を指定するまではエラーになります。
MacでNumbersアプリ を開きます。
操作したいスプレッドシートを開いてから、エラーがあるセルを選択します。
VoiceOverによって、セルの説明の一部としてエラーメッセージが読み上げられます。
エラーを修正するには、VO+スペースバーを押して数式エディタを表示し、変更を加えます。
セルを自動入力する
MacでNumbersアプリ を開きます。
スプレッドシートを開きます。
自動入力モードを使用するには、ほかのセルに適用したい数式やデータがあるセルを選択してから、Command+¥キーを押します。
自動入力モードがオンになると、VoiceOverによって示されます。
矢印キーを使って、自動入力したいセルの範囲を調整します。
表の一番端まで入力するには、Commandキーを押したまま、入力したい方向の矢印キーを押します。
自動入力の操作が完了したら、Command+¥キーを押して自動入力モードをオフにします。
自動入力モードがオフになると、VoiceOverによって確認されます。