iPad用Logic Proユーザガイド
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iPad用Logic ProのSample Alchemyの再生モード
5つの再生モードがあり、それぞれ異なる方法でサンプルを再生できます。「Classic」、「Loop」、「Scrub」、「Bow」、「Arp」のボタンをタップして、再生モードを決定できます。
「Classic」ボタン: サンプルを先頭から末尾まで再生するときは、クラシックモードを選択します。サンプルの再生は、ハンドルポイントから開始され、サンプルの末尾で終了します。このモードは、従来の方法でサンプルを再生するときに適しています。このモードでは、最初のソースパラメータ(「Playback Speed」)でサンプルの再生速度が決まります。
「Loop」ボタン: サンプル内の2つのポイント間でループするときは、ループモードを選択します。このモードでは、指定した開始点から再生を開始し、指定したループの終了点まで再生してから、開始点までスキップして繰り返します。これらの位置は、ソースハンドルとソースハンドル終了点を使って、サンプル上で設定されます。ループ終了点の後ろにハンドルを置くことで、サンプルを逆再生することもできます。また、ループの開始点と終了点の間のバーをドラッグすると、マーカーに囲まれたオーディオセクション全体が移動します。このモードでは、最初のソースパラメータ(「Loop Speed」)でサンプルの再生速度が決まります。各ソースのループの再生速度を個別に設定することで、よりダイナミックな音作りが可能です。このモードは、音楽フレーズやループされたリズミカルな素材を操作したい場合に最適です。例えば、波形の特定部分を再生し、それを繰り返すことで新しいリズミカルなサウンドのベースにすることができます。
「Scrub」ボタン: タッチポイントのサンプルを再生し、4つまでのソースでユニゾンにするときは、スクラブモードを選択します。波形をタッチした位置でサンプルを再生したり、ソースハンドルをタッチして動かしながら波形をスクラブしたりすることができます。オンにした数に応じて、最大4つのソースを同時に再生できます。スクラブモードは、サンプルの正確なポイントを選択し、すべてのソースをユニゾンで再生して、VAシンセサイザー風のサウンドを作ったり、テープマシンのようにサンプル波形をスクラブ再生するのに適しています。このモードでは、最初のソースパラメータ(「Scrub Jitter」)で、再生するためのハンドル位置にどの程度のランダムな動きを加えるかが決まります。これは、ユニゾンのようなエフェクトを作り出す場合に便利です。
「Bow」ボタン: 弦楽器の演奏に使用される弓の動きの仕組みで、各ハンドル位置のサンプルを再生するときは、ボウモードを選択します。弓の上下動作を再現して、サンプルソースを再生します。上動作ではサンプルを通常再生し、下動作ではサンプルを逆再生します。オンにした数に応じて、最大4つのソースを同時に再生できますボウモードは、サンプルの正確なポイントを選択し、すべてのソースをユニゾンで再生するのに適しています。このモードでは、最初のソースパラメータ(「Bow rate」)で弓の動きの速度が決まります。弓の動きの速度は、「Sync」ボタンを使ってプロジェクトのテンポに同期させることもできます。
「Arp」ボタン: サンプルのさまざまな部分をトリガーするノートの繰り返しパターンを生成するときは、アルペジオモードを選択します。リアルタイムに再生されるノートに基づいて、またはMIDIリージョンから、複雑なシーケンスを作成できます。このモードでは、最初のソースパラメータ(「Arp Speed」)でアルペジエータのレートが決まります。アルペジオの速度は、自動的にプロジェクトのテンポに同期します。