iPadのiMovieにメディアを転送する
以下のタスクでは、メディアをデバイスのフォトライブラリに転送して、そのメディアをメディアブラウザに表示するさまざまな方法について説明します。
iCloud写真を使用する
iCloud写真を使うと、写真やビデオクリップをすべてのデバイスで使えるようになります。たとえば、iPhoneで写真を撮影すると、その写真はiCloud写真がオンになっているほかのすべてのデバイスで自動的に表示されます。
重要: iCloud写真を使用するには、iCloudが設定されていて、iOS 8.3以降またはiPadOS 13以降を使用している必要があります。iCloud写真がオンになっている場合、iTunesまたはFinderを使ってMacから写真やビデオクリップを転送することはできません。
各デバイスで、「設定」>「[アカウント名]」>「iCloud」と選択して、同じApple IDでサインインしていることを確認します。
各デバイスのiCloud設定で、「写真」をタップしてから、「iCloud写真」をオンにします。
iPhoneまたはiPadでiMovieを開き、編集のためにプロジェクトを開きます。
一部のメディアはiCloudに保存されますが、デバイス上には保存されません。メディアブラウザで写真やビデオクリップをタップしたときに「ダウンロード」ボタン が表示される場合は、そのボタンをタップしてデバイスのフォトライブラリにメディアをダウンロードできます。
詳しくは、iPadのiMovieでビデオクリップや写真を追加するを参照してください。
Finderを使ってMacからメディアを転送する
お使いのMacにmacOS Mojave 10.14以前がインストールされている場合は、以下のiTunesを使ってMacまたはWindowsコンピュータからメディアを転送するを参照してください。
重要: iCloud写真を使用している場合、Finderを使った写真やビデオクリップの転送はできません。
Macにデバイスを接続して、MacでFinderウインドウを開きます(デスクトップをクリックしてから、「ファイル」>「新規Finderウインドウ」と選択します)。
間もなく、Finderウインドウのサイドバーにデバイスが表示されます。
サイドバーでデバイスの名前をクリックし、デバイス名の下にあるバーで「ファイル」をクリックします。
iMovieに追加したい1つまたは複数のファイルをデバイスのFinderウインドウにドラッグします。
転送が完了すると、ビデオクリップや写真をiMovie内のメディアブラウザから使用できるようになります。
デバイスでiMovieを開きます。
プロジェクトを開き、「メディアを追加」ボタン をタップします。
「ブラウズ」をタップしてから、追加する項目の場所に移動して、項目をタップします。
iTunesを使ってMacまたはWindowsコンピュータからメディアを転送する
お使いのMacにmacOS Catalina 10.15以降がインストールされている場合は、上記のFinderを使ってMacからメディアを転送するを参照してください。
重要: iCloud写真を使用している場合、iTunesを使った写真やビデオクリップの転送はできません。
コンピュータにデバイスを接続して、コンピュータでiTunesを開きます。
間もなく、iTunesの「ライブラリ」ウインドウにデバイスが表示されます。
iTunesウインドウの上部にあるデバイスのボタンをクリックします。
左のサイドバーで「写真」を選択します。
「写真を同期」を選択して、ポップアップメニューからアルバムまたはフォルダを選択します。
PC上で: 「Photoshop Album」または「Photoshop Elements」を選択して、それらのアプリケーションからデバイスに写真を直接書き出すこともできます。
Mac上で: 写真を「写真」、「iPhoto」または「Aperture」からデバイスに書き出すには、「写真」、「iPhoto」または「Aperture」を選択します。
以下のいずれかを選択して、どの写真を転送するか制御します:
すべての写真とアルバム: すべての写真とアルバムをデバイスに転送します。
選択したアルバム: 選択したアルバム、イベント、またはフォルダを転送します。
「選択したアルバム」を選択した場合、表示されるリストから転送したい項目を選択します。
必要に応じて以下の操作を行います:
お気に入りとしてマークした写真やビデオクリップのみを含める: 「お気に入りのみ」を選択します。
ビデオクリップを含める: 「ビデオを含める」を選択します。
最近の写真やビデオクリップを含める: 「写真を自動的に同期期間: 」を選択して、ポップアップメニューから期間を選択します。
「適用」をクリックします。
転送が完了すると、ビデオクリップや写真をiMovie内のメディアブラウザから使用できるようになります。
iPhoneまたはiPod touchからiPadにメディアを転送する
iPhoneまたはiPod touchを使ってビデオを録画したり、写真を撮影したりして、それをフォトライブラリに保存した場合は、iPad Camera Connection Kit(Apple Store直営店またはwww.apple.com/jp/storeから購入できます)を使用してiPadに転送することができます。
注記: iPad Camera Connection Kitには、カメラコネクタとSDカードリーダーという2つのアクセサリが付属しています。以下の手順では、USBポートを備えたカメラコネクタを使用します。
USBカメラコネクタを、iPadの底面にある30ピンポートまたはLightningポートに接続します。
デバイスに付属のUSBケーブル(USBケーブル用DocコネクタまたはUSBケーブル用Lightningコネクタと呼ばれます)を使って、iPhoneまたはiPod touchをカメラコネクタに接続します。
iPadで「カメラ」パネルが開いて、iPhoneやiPod touchにある写真やビデオクリップが表示されます。
「すべてを読み込む」をタップしてすべてのビデオクリップや写真を読み込むか、特定の項目をタップして「読み込む」をタップします。
ビデオクリップと写真は、転送された後でiPadのフォトライブラリに読み込まれ、iMovieのプロジェクトで使用できるようになります。
プロジェクトで録画したビデオをフォトライブラリに保存する方法については、iPadのiMovieでビデオを収録する/写真を撮影するを参照してください。
別のデバイスからコピーしたメディアを管理する
プロジェクトで使われているメディアのうち、デバイス間で共有されているものは、メディアブラウザの「iMovieメディア」セクションで編集できます。メディアをフォトライブラリにダウンロードしたり、現在のデバイスから削除したりできます。
注記: 以前のバージョンのiMovieで作成したプロジェクトのメディアもこの方法で管理できます。
プロジェクトブラウザで、プロジェクトをタップしてから「編集」をタップします。
「ビデオ」をタップします。
注記: メディアブラウザが表示されていない場合は、最初に右上隅の「メディアを追加」ボタン をタップしてから「ビデオ」をタップします。
「iMovieメディア」をタップします。
フォトライブラリにまだ保存されていないビデオクリップが表示されます。
「編集」をタップします。
各クリップの右側にボタンが表示されます。
必要に応じて以下の操作を行います:
クリップをフォトライブラリに保存する: 灰色の「ダウンロード」ボタン をタップします。
クリップをデバイスから削除する: 赤色の「削除」ボタン をタップします。
注記: 削除したいクリップが現在プロジェクトで使われている場合は、まずタイムラインからクリップを削除する必要があります。ビデオクリップまたは写真をプロジェクトから削除するを参照してください。
別のiPhoneまたはiPadで作成したiMovieプロジェクトを読み込むこともできます。詳しくは、以下を参照してください: