Community Tech/Who Wrote That tool/ja
このページはウィキメディア財団 コミュニティ技術チームがこれまでに作業したもしくは中断したプロジェクトを解説します。技術面の作業は完了しました。
協議はトークページで展開しており参加をお待ちしています。
このプロジェクトページはWho Wrote That?という2017年コミュニティ要望アンケート第4位のツールを扱います (当時の名称は「Blame tool」)。ページをフォローするとコミュニティ技術チームの作業の更新情報が届きます。
このプロジェクトの目的は特定の文章の文責は誰にあるのか調べるため、いちいち変更履歴を精査しなくても簡単に調べる方法を編集者に提供する事です。利用者が対象とするウィキ名、ページ名、文章を指定すると、ツールはその文章が指定のページに初出した差分を特定します。
現状
2020年2月26日
Who Wrote That? (WWT) ツールをベータモードから正式にブラウザ拡張としてChrome と Firefox に公開しました。これによりプロジェクトは完了しました。あわせてガジェットに展開した場合、このツールを他のウィキや言語版に持ち込む可能性はどうか精査しました。その結論として、可能性はありそうですがそれに費やす作業時間と資源の余裕が、現状ではコミュニティ技術部門にありません。とは言っても、将来の機会にに期待できます。当面は皆さんにぜひツールを活用してもらい、よくある編集作業に役立ててほしいです。ツール開発に力を貸してくれた皆さんに感謝しています!
2020年1月13日
ベータ版 Who Wrote That? ツールを皆さんにご紹介できてとても興奮しています。ブラウザの Chrome と [$2 Firefox] でアドオンとして実装されました。 Who Wrote That? (WWT) を使うと、ウィキペディアのページの画面から動かなくても執筆者情報を見ることができます。文章などの上にカーソルを当てると、同一の執筆者が編集した部分を強調表示します。クリックすると特定版の執筆者名と、編集内容を見ることができます。
現状ではベータ版であり、ぜひ皆さんのフィードバックをお待ちしています。細かいバグが残っていて修正中 (のもの以外にも発見したら報告をお願いします!) ですが、機能しています。ダウンロードはChrome と Firefox の拡張機能が対象で、ツールの解説文書は MediaWiki WWT ページにご用意しました。 WWT で使用するデータと分析の出典はWhoColor APIで、開発者は WikiWho ならびに MediaWiki API チームです。
WWT を利用した編集者の皆さんが手順の簡略化ができ、末長く使ってくださることを願っています。また賛成票を入れてくれた皆さんにはトークページを通知しましたので、フィードバックを投稿してください。皆さんに感謝申し上げます!
2019年9月10日
いよいよ開発作業が始まったことをお知らせします! トークページへの貴重なフィードバックありがとうございます。ツールのさまざまな使用事例を考慮する助けになりました。またトークページに投稿されたお勧めの一部 (差分の詳細はポップアップ表示するなど) をプロジェクトの要件に追加しています。ツールの開発を進めながら更新情報を引き続き共有していくつもりです。皆さんには当分の間、Phabricator でワークのタスク (Who Wrote That 関連) をチェックしていただけないでしょうか。
2019年6月19 日
こんにちは。コミュニティ技術チームより、当プロジェクトの開始をお知らせします。インタラクティブな模型をご用意したので、皆さんにお見せします。有効にするには、ポップアップ表示された小窓に示した指示に従って、サイドバーの「ツール」メニュー配下の Who wrote that のリンクを押してください。次に(第2文の中央にある) 単語 ヘンリー または、(第2文の文末にある)単語 Mother をクリックして動作を確かめましょう。モックアップではクリックして著者情報を表示できるのは一部の単語限定ですが、実装版では任意の単語をクリックするとそれを示します。モックアップと実際のツールで、有効化/無効化プロセスに関するフィードバックをお待ちしています。よろしくお願いします。
2019年3月27日
このプロジェクトを短期間だけ保留し、インタラクティブなプロトタイプを構成して利用者テストを実施します。プロトタイプが利用できるようになったら、どなたでも見て確かめてもらえうように、このページにリンクを掲載する予定です。
2019年2月20日
試作版を製作中で、完成したら機能の見た目をお見せできます。概要は以下に示した通りです。試作版の配色やフォントはあくまでも下書き用だと思ってください。このツールに盛り込もうとしている主なワークフローは以下の通りです。
- どれか特定のページで利用者がボタン(またはリンク)を押すと、「Who Wrote That」モードに入り、機能が使えるようになります
- 利用者がクリックした任意の単語は強調表示され、同じ差分で加筆されたその他の単語も同様です。
- ポップアップを出して、以下の情報を表示します。
- その単語を加筆した利用者の名前
- その単語が加筆された差分へのリンク
- 加筆時点のタイムスタンプ
- 当該の利用者の投稿記録と会話ページへのリンク類
注記:上記の一覧より実際に足した項目が多いか少ないか、やってみないとわかりません。現在、技術面から見て、実現可能性を検討中です。
フィードバックとご意見はトークページにお願いします。
2019年1月15日
ようやく全体が回り始めました。プロジェクトとしては調査段階にあり、このツールの作成のスタートラインとして、手始めに WikiWho/WhoColor を使います。
2018年3月16日
このプロジェクトは進展なし。現時点では新規課題に取り組む前に。要望リストの他のプロジェクト完了に集中。このプロジェクトは次の課題として2018年4月か5月に開発に着手するつもり。
2018年2月23日
スプリントからこの精査を除外。新規課題に取りかかる前に既存の課題完了に集中したいため。
2018年2月21日
現在のスプリントで精査中 (T184144)、完成目標は2月末を計画。精査終了後は、既存のツールの改良版か新規作成か検討に入る予定。
2018年1月
担当チームの初回ミーティング
議論と投票に類似のツールを提示しました。
- Flominator ツール WikiBlame
- faflo、maribelacosta、bitnik WikiWho
- XTools はバージョン更新で除外したが、類似の執筆者特定機能(Blame)があった。
この要望の実現するには、既存のツールでできること・できないことの理解と、修正かリライトか決める必要があります。
WikiBlame はツールとして UI の改善すると助かる -- 出力結果の見せ方はややわかりにくいです。
作業場所は Toolforge にするか拡張機能としてウィキで進めるか? 高価な作業であり、また性能を上げるには大量のデータをキャッシュしなければなりません。そうするとToolforge向きかもしれません。
現状のツールが対応できない場面とは? 正確性? 処理速度? 初期テストでは特定のクエリでは問題なくても他の場合に失敗しました。
さらに: 改名も考える必要があります。 「Blame」(責任を問う)の起源はGit上のバージョンコントロール用であり -- 開発者流のユーモアであるけれど他の利用者の理解には遠く、特に多言語には汎用できません。「Praise tool」(賞賛ツール)をおす案があります。もっと機能を具体的に示す名前の方が望ましいです。
精査チケット:T184144
2017年12月13日
担当チームは2018年初頭にこのプロジェクトの精査開始を計画。ご意見や質問はトークページで募集中!
重要なリンク
- 要望アンケートの提案と議論、投票結果 Wishlist proposal, discussion and votes
- Phabricator の作業進捗チケット: T2639
- 精査チケット: T184144
- Phabricator プロジェクト: phabricator:tag/who-wrote-that
- 翻訳ページ: translatewiki:Translating:WhoWroteThat?
- Google Group で Chrome 拡張を載せた場所: wmf-commtech