「世紀の離婚」 韓国SK会長が上告(6月21日)
≪巨額の財産分与命令に「誤り」≫
韓国の大手財閥、SKグループの崔泰源(チェ・テウォン)会長(63)は20日、離婚訴訟で財産分与として妻に約1兆3800億ウォン(約1570億円)を支払うよう命じた控訴審判決を不服として大法院(最高裁)に上告した。
ソウル高裁は先月末、崔氏に対し、妻の盧素英(ノ・ソヨン)氏(63)に財産分与として韓国で過去最高額となる1兆3808億ウォンと慰謝料20億ウォンを支払うよう命じる判決を言い渡し、「世紀の離婚」と呼ばれた。
崔氏側は控訴審でSKの株価の算定に「致命的な間違い」があったと主張。一方、盧氏側は「SKの株価が莫大(ばくだい)な上昇をとげたことは否定することはできず、判決に問題はない」と反発している。
高裁は判決文の一部を訂正しながらも、財産分与の判断には影響がないとの立場を示した。
(2024年6月21日、聯合ニュース)