コース: Windows Server 2016:インストールと基本管理

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プリンタープールとは

プリンタープールとは

プリンターの可用性を高めたい場合には プリンタープールという 設定が役立ちます。 プリンタープールを設定すると、 ひとつの印刷装置で障害が起きても 他の印刷装置で継続して 印刷要求を処理できます。 プリンタープールとは ひとつのプリンターを 複数の印刷装置に割り当てる構成です。 つまり実際には 複数の物理的な印刷装置が 存在しますが、 それらをひとつの論理的な 接続設定として使用できます。 プリンタープールの使用には 2つのメリットがあります。 まず複数の印刷要求を 同時に処理できます。 例えばひとつのプリンターに 多くの印刷要求が送信された時、 空いている印刷装置から 効率よくプリントアウトできます。 またプリンタープールに含まれる 印刷装置で紙詰まりなどで 障害が発生した場合でも 正常に動作する他の印刷装置で 継続して印刷要求を処理できます。 プリンタープールを使用するには 最初にポートを追加する必要があります。 ポートの追加は プリンターのプロパティから行います。 プリンターのプロパティの 「ポート」タブで 「ポートの追加」をクリックします。 そして「新しいポート」をクリックして 追加するプリンターの IP アドレスなどの情報を指定します。 最後に「次へ」をクリックして 追加されたポート情報を確認します。 ポートを追加できたら プリンターのプロパティ画面で 「プリンタープールを有効にする」 のチェックボックスをオンにします。 そうするとポートの一覧で 複数のポートを選択できるようになるため、 このプリンターに束ねる 複数の印刷装置のポートも チェックボックスをオンにします。 この設定により、 プリンタープールの構成は完了です。 プリンタープールは プリンターの可用性を高められる というメリットがある一方で 注意すべき点もいくつかあります。 まずプール内のすべての印刷装置は すべて同じドライバーを 使用する必要があります。 これは論理的な接続設定としては ひとつであるためです。 つまり言い換えれば プール内の印刷装置は 基本的には同一機種である必要がある ということです。 またプリンタープールを使用して 印刷を行った場合、 実際にどの印刷装置から プリントアウトされるかは わからないという注意点もあります。 そのため印刷装置は オフィス内の離れた場所ではなく、…

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