コース: Windows Server 2016:インストールと基本管理

今すぐコースを受講しましょう

今すぐ登録して、23,200件以上登録されている、業界エキスパート指導のコースを受講しましょう。

データ重複除去とは

データ重複除去とは

ファイルサーバーのディスク内に保存される 複数のデータには、 似通ったものが多く 含まれている場合があります。 そのような似通ったデータが 個別に維持されるのは、 容量の消費効率の観点からは もったいないと言えます。 そのような無駄を省くために Windows Server では、 データ重複除去、 という機能が活用できます。 データ重複除去とは、 その名前の通り ファイルサーバーの容量の消費を 節約する機能です。 似通ったデータの重複してる部分を 個別に維持するのではなく、 1箇所にまとめることによって 無駄を省くことができます。 但し Windows Server 2016 の ReFS ではサポートされていないことに 注意する必要があります。 重複除去は既定では無効です。 ファイル単位では異なるファイルであっても ブロック単位では同じようなデータが 個別に存在している可能性があります。 重複除去を有効にすると、 ボリューム内のデータを チャンクと呼ばれる細かなブロック単位に 分割し、一致してる部分が検出されます。 実データは チャンクストアと呼ばれる容器に格納され、 各データにはチャンクストアへの 参照情報が格納されます。 そうすることにより、 重複部分を1箇所にまとめることが できるため、ボリュームの利用効率が 向上します。 またこのような重複箇所の検出や除去は OS によって処理されるため、 重複が含まれるデータを 操作する場合であっても ユーザーがそれを意識することは ありません。 データ重複除去は ブロック単位で見た時に 同じデータを多く保持するような ワークロードを実行するサーバーでの 使用が推奨されます。 具体的には 汎用的に使用される ファイルサーバーや 仮想デスクトップ イングラストラクチャサーバー、 バックアップを一元的に行うような バックアップアプリケーションサーバー などが挙げられます。 またデータ重複除去の 事前評価を行うための ツールも用意されています。 そのため実際に データ重複除去を有効化する前に どれぐらいの効果がありそうかを 計測できます。 このツールは、 データ重複除去の役割と同時に インストールされます。 データ重複除去のインストールは、 サーバーマネージャーから行います。 Web サーバーなどの役割を…

目次