コース: Windows Server 2016:インストールと基本管理

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ライセンスの概要

ライセンスの概要

このレッスンでは ライセンスの概要について解説します。 Windows サーバーのライセンスには 2種類があります。 ひとつはサーバーライセンスです。 これはサーバーそのものを 使用するために必要なライセンスです。 もうひとつは クライアントアクセスライセンスです。 これは一般的には CAL と呼ばれ、 クライアントがサーバーに アクセスするためのライセンスです。 このようにクライアントから アクセスされるサーバーでは、 2種類のライセンスが必要になります。 さらに CAL には 2種類の考え方があります。 ひとつはユーザーごとに割り当てる ユーザー CAL というものです。 もうひとつは サーバーにアクセスするデバイスごとに ライセンスを割り当てる デバイス CAL というものです。 CAL は、この2つの いずれかが必要になりますが、 利用環境に応じて 適した種類を選択することができます。 CAL の考え方については ケースごとに見ていきましょう。 ひとつ目のケースは 一人1台以上の コンピューターを使用している環境です。 Windows Server は5台あり、 従業員は 100 名ですが、 社内のクライアントコンピューターは 150 台あります。 このケースの場合、 まずサーバーライセンスは 5つ必要です。 CAL については、 ユーザー CAL で考える場合は 100 CAL が必要であるのに対し、 デバイス CAL で考えると、 150 CAL が必要になります。 従ってこの場合には、 ユーザー CAL の方が少なくて済みますので ユーザー CAL を選択した方が 有利であるということが言えます。 次のケースは 従業員の数よりも クライアントコンピューターの方が 少ない環境です。 Windows Server は 前のケースと同じく5台あり、 従業員は 100 名ですが、 社内のクライアントコンピューターは 75 台です。 例えば一部の従業員は 専用のコンピューターを持たず、 共有コンピューターを 複数人で使用するような環境が 当てはまります。 この場合もサーバーライセンスは 5つ必要です。 CAL については、 ユーザー CAL で考える場合は 100 CAL が必要であるのに対し、 デバイス CAL で考えると、 75 CAL が必要になります。…

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