特殊グループとは - Windows Serverのチュートリアル

Windows Server の インストール時に作成されるグループには、 既定のグループアカウントの他に 特殊グループと呼ばれるものがあります。 特殊グループは アクセス権の設定にも役立ちますが、 誤って理解していると、必要以上の権限を 与えてしまうことにもなりかねないため、 適切に理解しておく必要があります。 特殊グループは、管理ツールでは グループの一覧に表示されません。 また、メンバーは OS によって自動的に構成され、 変更できません。 ただし、アクセス許可や ユーザー権利の割り当てを行う際に、 特殊グループを指定できます。 主な特殊グループには これらのものがあります。 この中でも特に、Everyone と Authenticated Users の違いを 押さえておくことがポイントです。 Everyone は、 ゲストユーザーを含むすべてのユーザーが 所属するグループです。 それに対して Authenticated Users は、 ゲストユーザーは含まない認証済みの すべてのユーザーが所属するグループです。 つまり、ゲストを含むか含まないか という違いがあります。 従って、外部のユーザーを含めず、 組織内のユーザーだけにあるドキュメントの 読み取り許可を与えたいといった場合には、 Authenticated Users に対して 読み取り許可を設定すべきである ということが言えます。 Everyone と Authenticated Users の 違いを理解しておくことは、 非常に重要です。 誤った権限設定によって、 重要なデータに 外部ユーザーからアクセスされ、 その結果として情報漏洩が 起きてしまうなどの危険性があります。