インストールと初期設定 - Windows Serverのチュートリアル

このレッスンでは Windows Server 2016 の インストールと初期設定について 解説します。 Windows Server 2016 の インストールのステップは 非常にシンプルになっています。 このステップは デスクトップエクスペリエンスと Server Core で共通です。 最初に Windows Server 2016 の インストールメディアを挿入して起動すると セットアップウィザードが表示されます。 その後はセットアップウィザードに 表示される内容に従って いくつかのパラメーターの設定を行い、 インストールを開始します。 それでは実際の画面で見てみましょう。 今回はデスクトップエクスペリエンスでの インストールを行います。 Windows Server 2016 の インストールメディアを挿入して起動し、 最初の画面では 言語や通貨の形式の確認を行い、 「次へ」をクリックします。 次の画面は「今すぐインストール」を クリックします。 続いてインストールを行うための プロダクトキーを入力します。 但し今回はプロダクトキーがないため 「プロダクトキーがありません」を クリックして、評価版として インストールを行います。 次にインストールするエディションなど インストールオプションを選択します。 今回はデータセンターの デスクトップエクスペリエンスを選択し、 「次へ」をクリックします。 続いて表示されるライセンス条項を確認し、 「同意します」のチェックボックスを オンにして、「次へ」をクリックします。 次にインストールの種類を選択します。 今回は新規にインストールを行うため、 「カスタム」をクリックします。 そしてインストール先となる ディスクを選択し、 「次へ」をクリックすると インストールが開始されます。 インストールにはしばらく時間がかかるため インストールが完了するまで このまま待ちます。 尚、インストールが完了するまでに 自動的にコンピューターの再起動も 行われます。 インストールと再起動の完了後、 管理者ユーザーである Administrator アカウントに対する パスワードを最後に設定し、 「完了」をクリックします。 これですべてのインストール作業は完了し、 サインインしてサーバーの管理作業を 行うことができるようになります。 インストール手順は非常にシンプルに 作られていますが、その反面 インストール後に設定や変更が 必要なものもあります。 ここではインストール後の初期設定として 行うべき項目を紹介します。 まずは IP アドレスの設定です。 IP アドレスは既定では http サーバーから 自動的に取得するように構成されています。 サーバーでは静的な IP アドレスを 設定して使用するのが一般的であるため 静的な IP アドレスを設定する場合は 設定を変更する場合があります。 コンピューター名は既定で ランダムな名前が設定されます。 そのため組織の命名規則などに合わせて コンピューター名を変更します。 続いてライセンス認証です。 ライセンス認証は OS をインストールした後 速やかに行う必要があります。 続いて Windows Update の設定です。 OS をインストールした直後は 使用したインストールメディアに 格納されている時点の OS の状態からスタートします。 そのため Windows Update を実行し 最新の更新プログラムを 適用することが推奨されます。 またサーバーの用途に合わせて 役割や機能を追加することも 初期設定のひとつです。 インストール直後は どの役割も機能も インストールされていないため、 用途に合わせて役割や機能を インストールします。 さらに WIndows ファイアウォールの 設定も最初に確認すべき設定と 言えるでしょう。 どのような通信を許可、 あるいは拒否するかは 追加する役割や提供するサービスに合わせて 設定します。 またサーバーを Active Directory ドメイン環境内で 使用する場合は ドメイン参加も行う必要があります。 ワークグループ環境で実行する場合は この設定は不要ですが、 多くの組織では ドメイン環境内で使用するのが 一般的です。 最後にサーバーを リモートから管理したい場合には リモート管理のための設定も必要です。 サーバーは一般的に サーバールームなどの場所に配置して 管理しますが、 管理者のデスクトップなどから リモートで管理をしたい場合には そのための設定が必要になります。 このレッスンでは Windows Server 2016 の インストールと初期設定について 解説しました。