コース: Windows Server 2016:インストールと基本管理

サーバーの一般的な利用用途

このレッスンでは サーバーの一般的な 利用用途について解説します。 サーバーの用途は多岐に渡ります。 ここでは一般的な組織環境における 主な利用用途について紹介します。 まず最も代表的な利用用途が ファイルサーバーです。 ファイルサーバーは サーバー上のフォルダーを共有し、 ネットワークを介して クライアントからアクセスできるように サービスを提供します。 特定のユーザーからのアクセスだけを 制限するなどのアクセス制御、 どのユーザーからいつアクセスが 行われたかを記録する監査、 誤削除からなどの復元を行う バックアップなど、運用に必要な機能も 合わせて構成します。 次が Web サーバーです。 Web サーバーは Web サイトを作成し、 クライアントからの Web アクセスを 提供します。 Windows サーバーでは Internet information services と呼ばれるサービスを構成することで Web サーバーとして 運用することができます。 アプリケーションサーバーとして 使われることもあります。 サーバーアプリケーションを インストールしたサーバーは アプリケーションサーバーと呼ばれます。 Microsoft が提供している 主なサーバーアプリケーションとしては メッセージングサービスを提供する Exchange Server や データベースをホストする SQLServer などがあります。 Hyper-V サーバーは 仮想マシンの管理および実行を行う サーバーです。 1台の物理マシン上に 複数の仮想マシンを稼働させることで、 ハードウェアの利用率を高め、 省スペース、省電力などの コスト削減を図ることができます。 最後にディレクトリサーバーです。 認証情報などを 一元的に管理するサーバーを ディレクトリサーバーと呼びます。 例えばドメイン環境では、 アクティブディレクトリデータベースを 使用して、ユーザーやコンピューターなど 様々なリソースを集中管理 することができます。 このレッスンでは、 サーバーの一般的な利用用途について 解説しました。

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