コース: Windows 10:構成とコアサービスのサポート

今すぐコースを受講しましょう

今すぐ登録して、23,200件以上登録されている、業界エキスパート指導のコースを受講しましょう。

IPv6の概要

IPv6の概要

このレッスンでは IPv6 の概要について解説します。 Windows 10 は IPv4 と IPv6 の 両方をサポートしています。 IPv6 を使用するメリットは 様々ありますが 代表的なものとしては2つです。 ひとつはアドレス枯渇問題への対応です。 IPv4 は2の 32 乗のアドレス空間までしか 提供できないのに対し IPv6 は2の 128 乗の アドレス空間を提供できます。 もうひとつは新しい機能や サービスの利用です。 IPv6 テクノロジーを用いた 新しい機能やサービスも 続々と登場してきているため それらを使用できることも IPv6 のメリットのひとつです。 IPv6 は2の 128 乗 つまり 128 ビットのアドレスとなり IPv4 に比べて長いため 16 進数を用いて 表記や設定を行います。 表記には2つの特例があります。 ひとつは前ゼロを省略できることです。 各ブロックの先頭のゼロの表記は 省略することができます。 もうひとつはゼロ圧縮です。 すべてゼロのブロックが 連続する箇所は ::(ダブルコロン)で表記できます。 ただしゼロ圧縮の特定が使用できるのは 一箇所のみです。 実際の例で 表記の特例を確認しましょう。 例えばこのような IPv6 アドレスが あったとします。 各ブロックには先頭が ゼロから始まるブロックがあります。 これらはひとつ目の特例によって 前ゼロの表記を省略することができます。 また左から3つ目のブロックは ゼロだけになっています。 ここはもうひとつの特例によって ゼロ圧縮、つまりゼロすら書かずに :: で表記することができます。 IPv6 にはいくつかの種類があります。 これも IPv4 と対比させて 見ていきましょう。 1つ目は 「ユニキャストアドレス」です。 1対1の通信に使用されるアドレスで IPv4 のユニキャストアドレスと 同等です。 2つ目は 「マルチキャストアドレス」です。 1体多の通信に使用されるアドレスで IPv4 のマルチキャストアドレスと 同等です。 3つ目は 「エニーキャストアドレス」です。 これは IPv4 にはない アドレスの種類です。 複数のコンピューターに 割り当てられるアドレスで このアドレス宛に通信があった場合には 最も近いホストが応答します。…

目次