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グループポリシーの処理順序

グループポリシーの処理順序

このレッスンでは、 グループ ポリシーの処理順序について 解説します。 グループ ポリシーを リンクすることによって グループ ポリシーは コンピューターやユーザーに適用されます。 ただし、グループ ポリシーには 処理順序は決まっており その順序に従って 処理されます。 処理順序としては まずローカル グループ ポリシーが 処理され、その次に ドメイン グループ ポリシーが 処理されます。 また、ドメイン グループ ポリシーは サイトにリンクしたもの ドメインにリンクしたもの、 OU にリンクしたもの という順で処理されます。 この時、グループ ポリシー設定の内容は 累積的に継承されます。 つまり、前で処理された内容に 後で処理された内容が足されて 適用されます。 また、同じポリシー設定で 相反する設定が構成されている場合も 考えられます。 その場合は先に処理された設定内容は 後で処理される設定内容によって 上書きされます。 グループ ポリシーの処理順序を 図で表すと、このようになります。 この CU と上から下の順序で 処理されます。 この時ドメインにリンクした グループ ポリシーで スクリーン セーバーの設定を構成し OU にリンクしたグループ ポリシーで ごみ箱のアイコンを 非表示にするという設定を 構成していた場合は 結果的に、両方のポリシー設定が 適用されます。 もし同じグループ ポリシー設定を 違う値で構成していた場合は どうなるでしょうか。 例えば、ドメインにリンクした グループ ポリシーで スクリーン セーバーの設定を 5分とし、OU にリンクした グループポリシーで 同じくスクリーン セーバーの 設定の値を7分としていた場合です。 この場合は、後から処理される グループ ポリシーの設定の値で 上書きされるため、 結果的にはスクリーン セーバーの設定値は 7分として適用されます。 このように、異なるポリシー設定を 構成していた場合は、 累積的に継承され、 同じポリシー設定を 異なる値で構成していた場合は、 上書きされるため、処理順序には 注意が必要です。 グループ ポリシーの処理順序は これまで話した通りですが その処理内容や 優先順位を変更する設定オプションが 2つあります。 1つ目は、継承のブロックという オプションです。…

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