BitLockerによるドライブの保護 - Windowsのチュートリアル

このレッスンでは、BitLockerによる ドライブの保護について解説します。 まずTPMを搭載していないデバイスで システムドライブを保護する場合、 事前設定が必要です。 グループポリシーの編集画面を開き、 「スタートアップ時に 追加の認証を要求する」 というポリシー設定を 有効化する必要があります。 有効にすると 「TPMが装備されていないBitLockerを 許可する」のチェックボックスが 既定でオンになります。 この事前設定は TPMを搭載し、それを使用する場合や データドライブの保護を行う場合は 不要です。 BitLockerの有効化は 2つの方法があります。 1つ目は エクスプローラーを使用する方法です。 エクスプローラーから 保護するドライブを右クリックし 「有効にする」メニューをクリックします。 2つ目は コントロールパネルから行う方法です。 コントロールパネルでは 「システムとセキュリティ」、 「BitLockerドライブ暗号化」の順に開くと この画面から BitLockerを有効にすることができます。 いずれの方法で操作した場合でも 有効化のウィザードが表示されます。 ウィザード内で 暗号化に使用するキーや 回復キーの保存場所を選択し 有効化を行います。 それでは実際の画面で見てみましょう。 今回はこのコンピューターの システムドライブに対して BitLockerを有効化します。 このコンピューターは TPMを搭載していませんが 事前に必要なグループポリシーの設定は 終えています。 まずエクスプローラーから Cドライブを右クリックし BitLockerを有効にします。 ウィザードが進み TPM以外の選択肢が表示されました。 今回はパスワードを使用します。 任意のパスワードを設定し 「次へ」をクリックします。 次に回復キーの保存を行います。 回復キーは、鍵を忘れたり 失くしてしまったとき用の回復情報です。 今回は「ファイルに保存する」を選択し Eドライブ内の 特定のフォルダに保存して進みます。 続いて使用済みの領域だけを保護するか ドライブ全体を保護するかの いずれかを選択します。 すでに一定期間使用している デバイスである場合には ドライブ全体の保護が推奨されます。 次に暗号化モードを選択します。 暗号化モードはWindows 10の…