コース: Windows 10:認証とセキュリティ

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コピーと移動による影響

コピーと移動による影響

このレッスンでは コピーや移動による影響について 解説します。 ファイルやフォルダーのコピーや 切り取りおよび貼り付けによる移動の操作は 日常的によく使われます。 しかしコピーや移動を行うと アクセス許可が変更される場合があるため 注意が必要です。 どのように変更されるかは コピーと移動のどちらを行うか、 その操作が同じボリューム内での操作か、 別のボリューム宛の操作かによって 異なります。 そのため操作ごとに どのような影響を与えるかを 理解しておくことが重要です。 まずは、コピーでの影響についてです。 ファイルやフォルダーのコピーを行うと 明示的に設定した許可設定は破棄され、 コピー先の上位のフォルダーから 許可設定が継承されます。 コピー先が同じボリューム内でも 別のボリューム宛でも同様です。 従ってコピー先がどこかにかかわらず 明示的に設定していた許可設定は なくなるため注意してください。 次に、移動での影響についてです。 移動では移動先が同じボリューム内か、 別のボリュームかによって 動作が異なります。 同じボリューム内で ファイルやフォルダーを移動する場合、 明示的に設定していた許可設定は 保持されます。 その上で移動先での継承が加わります。 一方移動先が別のボリュームの場合、 明示的に設定していた許可設定は破棄され、 移動先の上位のフォルダーから 許可設定が継承されます。 このように移動先が同じボリューム内か 別のボリュームかによって 動作が異なります。 明示的な許可設定が保持されるパターンは 同じボリューム内での移動時のみです。 その他のパターンでは 明示的に設定していた許可設定は 破棄されるため注意してください。 それでは実際の画面で見てみましょう。 現在この「demo」というフォルダーには 明示的に「demouser1」に対する 許可設定が行われています。 このフォルダーをコピーした場合、 コピー先がどこであっても 明示的な許可設定は破棄されます。 移動の場合には 移動先が同じボリューム内であれば 明示的な許可設定が保持されます。 ただし移動であっても 移動先が別のボリュームの場合には 明示的な許可設定は破棄されます。 このレッスンでは コピーや移動による影響について 解説しました。

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