Microsoft Fakesを利用する - Visual Studioのチュートリアル

このレッスンでは、 Microsoft Fakes の 概要について解説します。 Microsoft Fakes とは Visual Studio に含まれる Moq フレームワークです。 Visual Studio の Enterprise エディションでのみ 利用することができます。 .NET フレームワークに対応し .NET Core では 利用することができません。 Microsoft Fakes では スタブと shim という 機能を利用することができます。 スタブはテストの対象となる クラスやメソッドが 使用するクラスの代替として 動作させることができます。 例えばそのクラスが まだ開発中で 実装されていないという場合に そのクラスを想定した動きを スタブに持たせることができます。 そのためテスト対象となるクラスが 別のクラスに依存している場合に スタブを利用することで テストの失敗の原因から その利用するクラスを 除外することができます。 Shim はライブラリの動作を 変更することができます。 例えばテストの間に 一定の値を返さない DateTime.now というような 現在時刻を取得する処理を 固定の値にすることができます。 通常 Shim は プロジェクトに含まれるクラスなどではなく 参照している DLL などに対して 利用します。 このレッスンでは、 Microsoft Fakes の 概要について解説しました。