コース: Visual Studio 2022 基本講座

適切なコードエディターを使用する - Visual Studioのチュートリアル

コース: Visual Studio 2022 基本講座

適切なコードエディターを使用する

Visual Studio の コードエディターは、 使用する言語などによって 適切に処理を切り分けてくれます。 画面は、Visual Studio で C# のファイル Sample2.cs を 開いた状態です。 このコードは色分けされており、 namespace、public class などは 青色で表示されています。 これは、C# のキーワードに あたる文字だからです。 そして、9行目の class に続く Class1 という文字は、 水色で表示されています。 これは、C# のクラスの名前を 表す部分です。 このように、C# のエディタでは、 C# の文法に沿った解釈を 行なってくれます。 例えば、11 行目の int という文字を削ってみます。 この int をなくすと、 C# ではエラーになります。 エディタも正常に、 この書き方はできませんと エラー表示してくれます。 次は、Visual Basic のファイルです。 このように、C# とは異なるキーワードを 使っていますが、 正常に色分けをしてくれています。 C# か Visual Basic かで 処理が変わってきています。 もう一度、C# のコードに戻ります。 それ以外にも、コード補完といって、 コードの入力をさまざまなかたちで サポートしてくれます。 この MyMethod2 という メソッドの中で、 11 行目に宣言している Property を利用したいとします。 MyProperty とすべてを入力する前に、 画面に、このように、 候補を表示してくれます。 このように、My と2文字打ち込むだけで、 MyProperty という文字を 打ち込むことができました。 これがコード補完の機能です。 この適切にエディタを使い分ける機能は、 ファイルの拡張子に依存しています。 拡張子が .cs であれば、 C# のエディタでファイルを開きます。 それでは、このファイルの名前を 少し変更してみましょう。 Program.cs を Program.txt というかたちに 変更します。 ポップアップウィンドウが表示されますが、 「はい」をクリックして 拡張子を変えてしまいましょう。 そうすると、アイコンも変わり、 このように、開くと、 何の色分けもされていない 通常のテキストとして表示されます。 このように、Visual Studio では、 開くファイルの拡張子によって エディタを使い分けています。 それでは、登録されていない拡張子、 cs2 といった拡張子を C# のファイルとして認識させるには、 どうすればいいでしょうか? この方法は「ツール」の「オプション」から 拡張子を登録することで 行うことができます。 「オプション」を開き、 「拡張子」と検索しましょう。 そうすると、「テキストエディター」の 「ファイル拡張子」という項目が あることがわかります。 「ファイル拡張子」を表示して、 cs2 という拡張子は C# エディターで開くというふうに 設定を追加することによって、 cs2 という拡張子のファイルが C# エディターで 開かれるようになります。 OK をクリックして、 cs2 のファイルを開いてみましょう。 OK をクリックして、 一度開いている cs2 という拡張子の エディタを閉じて、 新規に開き直しましょう。 このように、C# として色分けされた C# エディタで開かれたファイルが、 表示されます。 このように、Visual Studio では、 編集するプログラムの言語の種類によって エディタを使い分け、 その使い分けの仕組みは 拡張子に依存しています。

目次