コース: パワハラの概要を理解する

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各個人がトラブルを防ぐには

各個人がトラブルを防ぐには

ある日突然、 行為者が被害者になってしまったら。 そのようなリスクがないとは 言い切れません。 誰もが安心、安全な環境のもと、 働くことができるよう、 トラブルを防ぐには、 どうしたらよいのかについて、 学びましょう。 部下を鼓舞するつもりの熱血指導が、 パワハラだと言われて困惑した上司、 逆に、パワハラを恐れるがあまり 必要なときに甘い顔をしてしまう管理職、 指導や指摘が 本人の意に沿わないという点のみで、 パワハラだと主張する部下など、 職場ではさまざまな問題が発生しています。 上司が部下に対して叱ったり、 指摘しただけで、 ただちにパワハラに該当するかといえば、 そんなことはありません。 では、なぜこのような認識の違いが 起こるのでしょうか。 そこには、2つの個人要因が考えられます。 1つ目は、やってはいけないことを 正しく知らない無知です。 無知とは、上司が「パワハラ」という言葉に 過敏になることで、 必要なときに適切なコミュニケーションを 取ることができず、 甘い顔をしてしまう。 部下に適切な関与をしなくなってしまう。 一方、部下も 叱られ慣れていないこともあり、 叱られることは パワハラだと思っているなどです。 そして2つ目は、 自分の行為がパワハラに該当することに 気づいていない無自覚です。 また、「これぐらいは許されるだろう」 「部下に慕われているから大丈夫」など、 自分の都合の良いように 解釈することや、 「私が若いころ 厳しく指導されたから今がある」 というような思い込みは、 無自覚な行為者を生む リスクを抱えています。 つまり、上司が正しいと考え 業務の範囲内でやっているつもりが、 部下にとっては理不尽で、 業務の域を逸脱した行為と 映ってしまうということです。 パワハラと適切な指導は、異なります。 各個人がトラブルを防ぐには、 まずは、パワハラに対する 基本的な知識を各個人が身に付けること。 そして、いつなんどき、 「自分が当事者になるかもしれない」 と意識を持って、 パワハラに関心を持つことが重要です。 また、「これぐらいはいいだろう」 「親しみを込めての表現」というのは、 自分勝手な思い込みかもしれません。 相手は、人間関係を考えて、 我慢していることも考えられます。 思い込みは危険です。 そして、相手の気持ちがわかったら、…

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