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目標5:ジェンダー平等を実現しよう

目標5:ジェンダー平等を実現しよう

「5.ジェンダー平等を実現しよう」 について、お話しします。 ジェンダーの平等を達成し、 すべての女性と女児の エンパワーメントを図る。 ターゲットのひとつを見てみましょう。 5.1 あらゆる場所における 全ての女性及び女児に対する あらゆる形態の差別を撤廃する。 ジェンダーレスという言葉を 聞いたことがある方は多いと思います。 ここでは「女性及び女児」と 書かれていますが、 ジェンダーは、社会的意味合いから見た 男女の性区別という意味を持ちます。 ジェンダーレスは、 男女の区別がない状態とも言われています。 具体的に見ていきましょう。 学校の制服についてです。 カンコー学生服の学生服の歴史によると、 2020 年代から 女子スラックスが浸透していき、 前合わせを自由に変えられる 男女兼用のデザインのブレザーが 導入されていると書かれています。 2021 年の 10 月に配信された カンコー学生服のプレスリリースによると、 LGBTQ の生徒児童への 服装の配慮の現状は、 服装による配慮をしているが 39.3%。 「今は服装による配慮をしていないが 今後予定をしている」が 20.3%。 これらを合わせると、 約6割の学生が、 服装の配慮を導入検討中という 数字が出ています。 また、学生服と体操着を扱う トンボの企業サイトには、 ジェンダーレス制服のページがあります。 履歴書の変化も見逃せないでしょう。 これまで、履歴書に性別を書くことは 当たり前でした。 しかし、2020 年、 LGBT 当事者を支援する団体から、 厚生労働省、日本規格協会等に対して、 性別欄の削除等の 履歴書様式の検討を求める要請が行われ、 JIS 規格の様式例全体が、 削除されました。 それにより、2021 年4月、 厚生労働省は、 性別欄は男女の選択ではなく、 任意記載としました。 なお、未記載とすることも 可能とするとしています。 このように、私たちの周りでは、 ジェンダーに関する具体的な変化が すでに始まっています。

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