コース: 日本の事例からSDGsを理解する

目標3:すべての人に健康と福祉を

「3.すべての人に健康と福祉を」 についてお話しします。 あらゆる年齢のすべての人々の 健康的な生活を確保し、 福祉を推進する。 ターゲットのひとつを見てみましょう。 3.6 2020 年までに、 世界の道路交通事故による 死傷者数を半減させる。 毎日のように、 交通事故のニュースを耳にします。 他人事のように感じている方も いるかもしれませんが、 家を出て道を歩くだけで、 私たちが事故にあう可能性は ゼロではありません。 信号を守っていても、 起こる事故があります。 道路を歩いていても、 巻き込まれることがあります。 店の中にいても、 車が突っ込んでくることさえあります。 自分の注意では、 どうにもならないこともありますが、 事故にあわない、起こさないために できることもあります。 被害者にも加害者にもならないために、 時間に余裕を持つ、 体調が悪いときは車の運転をしないなど、 日々の生活を見直すことも大切です。 2023 年1月4日に、 警察庁が発表した 2022 年の 交通事故死者数は、2610 人です。 2021 年から 26 人減っており、 統計開始以来、6年連続で 最小の人数を記録しています。 1970 年には、16,765 人という 最悪の数字でしたが、 その後減少、しかし 1992 年に 11,452 人まで増えますが、 1996 年に、1万人を切ってからは、 1万人を超えていません。 ここでの交通事故死者は、 事故から 24 時間以内に 亡くなった方の人数です。 交通事故死者数が減った理由は、 シートベルトの着用の向上、 飲酒運転が減ったこと。 車両の安全性能の向上などが挙げられます。 そして、交通事故死者数を減らすためには、 運転する人、車に同乗する人、 道を歩く人、それぞれが注意すること、 譲り合う精神が必要です。 交通事故から身を守る、 これらは私たち自身でもできることです。

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