クイック選択ツールで建物をマスク - Photoshopのチュートリアル

このレッスンでは、 建物の合成を行ないます。 それでは、今の状態ですが 太陽などが合成されている状態ですが ここの建物、ちょっと地味な上に ちょっとメーカーの看板なども 出てしまっているので、 ここを他の建物にしたいと思います。 そこで使うのが、 このレッスンのサンプルファイルの building.jpg 、こちらです。 では、こちらを開けてみると なかなか、いい感じの建物があります。 これらの建物群を切り抜いて、 こちらに持っていって、 差し替えようと思います。 ではまず、この不要な空の部分をなくすために 選択範囲を作ります。 では、今回この「クイック選択ツール」 これを使いましょう。 これを使って、建物の所をドラッグすると こんな感じに、自動的に 選択範囲ができていきます。 まずは、おおまかで結構ですので この建物の方だけが、 選ばれるようにしていきます。 もし、ぐいっとはみ出てしまった時は Mac の方は Option キー、 Windows の方は Alt キーを押しながら ドラッグすると、その部分が消えます。 ただ、まずは大まかで結構ですので この建物の方、これが選ばれるように 全体を作っていきます。 ざあっとこのように、流していきます。 この辺りは、もうかなり大雑把で 一気にドラッグすると選べます。 こちらの方も選んで、 こんな状態になりました。 ただ、この作業だけだと どこが選ばれていて、どこが選ばれてないか ちょっと分かりづらい所があります。 そんな時は、この機能を使いましょう。 ツールの一番下の所、 ちょっと半分隠れていますが ここにボタンがあるので、クリックすると 「クイックマスクモード」という 表示になります。 これは選択されている所が今、 元々の色になって 赤い所は選択されていない所です。 ここなのですが、 このボタンをダブルクリックすると 今「マスク範囲に色を付ける」と なっているので マスク範囲、つまりなくなる範囲です。 選択から外れている所なので、 こちらが赤くなりました。 これを逆転させることもできますし、 今、赤になっていましたが 赤以外の色にしたりとか または「不透明度」を変えたり、 ということもできます。 改めて、クイックマスクの表示にしてみると これで見ていくと、例えばこの部分 選択から外れてしまっているな、 ということが分かります。 こうした部分なのですが、 このクイックマスクモードで このブラシツール、 これを使って、そして描画色を白にします。 この状態で、この赤の部分を塗ってあげると 色が変わってきます。 これは選択範囲に含まれていっている、 ということです。 白で塗った部分は、 選択範囲に追加されていきます。 例えば、ちょっとはみ出てしまった所 そういった所は、黒で塗ってあげることで このように、赤くなっていく。 つまり選択範囲から外れていく、 というわけです。 こういう所を見ると、 一部分だけ欠けてしまっているので もうブラシなので、塗ったり 形を変えたり そういったことが簡単にできます。 こちらの方も こんな感じです。 このように、選択範囲の状態で見づらくても クイックマスクにすると、 非常に見やすくなるので このような形で調整していきます。 そしたら、この選択範囲で レイヤーマスクを作成します。 そうすると、レイヤーマスク作成されて 空の部分がマスクされました。 建物だけが切り抜かれた状態です。 そしたら「移動ツール」 これを持ちましょう。 移動ツールを持って、 このレイヤーが動く状態になっていますので このまま、メインの方の画像のタブ、 ここに重ねてあげます。 このままドラッグしていって、 重ねてあげると ちょっと「マストパット」に切り替わります ここで離すと、こんな感じに こちら側に、先程切り抜いたレイヤーを まるまる持ってくることができます。 こちらは状態が変わっていないです。 そしたらここに配置してあるのですが 何もないとちょっと分かりづらいので、 このレイヤーの不透明度をちょっと下げて、 半透明にしましょう。 そうすると 基準としてあるのが、 ここの道の角度です。 そことここの、こちら側の道の角度 ここを合わせましょう。 そうすると、 一番この、手前に来る辺り こんな感じで、縦を合わせてあげると 角度が合ってきます。 では、これを基準にしながら 大体目安としては、 こんな感じにしてあげて この後から合成した方の 建物のこの部分が 元からあるビルの この辺の真ん中の辺りに来るぐらいに、 これぐらいに とりあえずしておきましょう。 これは後から変更も可能です。 そして、不透明度を戻してあげると こんな感じで置かれました。 まだ、余計なものがちょっと色々ありますが 角度的には、この画像全体と 結構合っている感じがします。 こんな形で、建物を切り抜いて 持ってきました。 こうした切り抜き作業を行う時、 色々便利な機能がありますが 今回使った「クイックマスク」、 使うと選択範囲を非常に調整しやすいので ぜひとも活用して下さい。