コース: サイバーセキュリティ脅威の現状

マルウェアとランサムウェアを防ぐ

コース: サイバーセキュリティ脅威の現状

マルウェアとランサムウェアを防ぐ

マルウェアや ランサムウェアの被害に遭うと、 壊滅的な状況に陥りかねません。 そうした被害を防ぐための 簡単な対策を5つ紹介します。 1つ目は頻繁なバックアップです。 システムが侵害されると、 その一部またはすべてのデータを 利用できなくなることがあります。 しかしバックアップを頻繁に取っていれば、 感染していないシステムに復元するだけで、 壊滅的な状況を避けることができます。 この方法は、データを標的とする ランサムウェア攻撃の対策に有効です。 バックアップは必ず検証しておき、 緊急時に復元しようとしてデータが 破損または不足していた、 ということのないようにします。 2つ目はセキュリティ更新と パッチの適用です。 マルウェアもランサムウェアも、 攻撃に脆弱なシステムでのみ機能します。 すべてのセキュリティ更新と パッチを確実に適用することで、 脅威にさらされる機会を 減らすことができます。 3つ目は OS を 最新バージョンにすることです。 アップグレードにかかる費用や 手間を先延ばしにしていると、 パッチ適用されていない脆弱性を さらすことになりかねません。 また、最新の OS は 以前のバージョンよりも 安全な場合が多いです。 4つ目はファイアウォールの設置です。 ファイアウォールは不正なトラフィックが システムに直接侵入するのを防止します。 さまざまなマルウェアが、 インターネットに 直接接続しているシステムを狙っており、 中には、侵入後に標的の ネットワーク外にある遠隔操作システムと 通信しようとするものもあります。 ファイアウォールはこれらの 不正なトラフィックをブロックできます。 5つ目は アンチマルウェアソフトの導入です。 ネットワークやシステムを どんなに手厚く保護しても、 ユーザーがソーシャルエンジニアリングの 犠牲になれば、 マルウェアが侵入する恐れがあります。 そのため、すべてのシステムに アンチマルウェアソフトを導入し、 少なくとも1日に1回は マルウェアのシグネチャーを更新します。 これらのセキュリティ対策を講じることで、 マルウェアやランサムウェアの脅威に さらされる機会を 大幅に減らすことができるでしょう。

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