コース: 在宅勤務でメンタルヘルスを保つには

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邪魔される原因と仕事の切り替え

邪魔される原因と仕事の切り替え

皆さんにも経験がないでしょうか。 時計を見たら、もう正午でした。 何時間も働いたような疲れを感じます。 その朝を振り返ると、こうでした。 初めての案件に取りかかろうとしたら、 夫がドアを開けて、 夕食の献立を聞いてきました。 いくつか考えてから、 タイスープにすると答えました。 次に、娘がその日、 5回目の空腹を訴えました。 ほかにも割り込みがあり、 午前中がつぶれました。 家族と安全に過ごせるのは、 うれしいことです。 ですが、こうした割り込みのせいで、 頭のなかが混乱します。 割り込みと雑念は違います。 雑念は集中を妨げますが、 割り込みは作業を中断させます。 科学的に見てみましょう。 割り込みは、 脳を無理やり切り替えさせます。 脳のなかにある思考のネットワークは、 多くの作業を同時に処理できないのです。 そのため、割り込みが入ると、 タスクの中断と切り替えを強制されます。 仕事向けの環境作りとして特に効果があり、 簡単にできるのが、 こうした割り込みを減らすことです。 メールやチャット、電話の着信音などが 仕事中に鳴らないようにしましょう。 次に注意してほしいのは、 意思決定はどれも割り込みになることです。 脳は意思決定に優先順位をつけないので、 すべてを発生順で処理します。 1日に何度も意思決定をすると、 脳の動きが鈍くなってきます。 朝に着替える、新聞を読む、 朝食を作る、などもそうです。 仕事の前に、たくさんの意思決定を していませんか。 事前に決められることは 決めておきましょう。 つまり、着る服を前日に選んでおく、 献立の予定を立て、それに従う、 返信する時間があるときに メールをチェックする、などです。 事前に決められないものは、 その時点やあとで決めます。 SNS は休憩になりません。 クリックやスクロールも、 実は意思決定です。 家族と相談しましょう。 割り込みを作る側の人に 協力してもらうのは、とても有効です。 課題を共有し、家族との団らんを 楽しむために仕事を集中して終わらせたい、 と伝えましょう。 割り込みによって 生産性が下がるのは明らかですが、 実はメンタルヘルスにも影響があります。 不満やイライラ、消耗を 長引かせるのはよくありません。 音の出る通知をオフにし、 できるだけ事前に決めておき、 家族と話し合って…

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