コース: 在宅勤務でメンタルヘルスを保つには

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気が散る原因と認知負荷

気が散る原因と認知負荷

あなたも経験があるでしょう。 机に向かい、さあ仕事というときに、 山のような洗濯物が目にとまりました。 明日は大事なオンライン会議があるので、 そのシャツを洗って、 きれいにしておかなくてはなりません。 集中し直したと思ったら、 メールを見ようと、 携帯電話に手を伸ばしています。 仕事をさぼっていると 思われたくないのです。 また集中し直します。 しかし本当は、休憩をとり、 ニュースサイトで、 気になる記事を読んで気分転換すべきです。 雑念は知らぬ間に時間を奪うのです。 雑念があると、 ほかのことに集中できなくなります。 集中力と生産性を要する頭脳労働の質と、 メンタルヘルスもひどく損なわれます。 雑念の元は、いたるところにあります。 家のなかであれば、 たまった洗濯物が目に入る、 ふとした考えが浮かぶ、 夕食の献立を考える、 散らかったままのおもちゃを 片付けたくなる、 壁を何色で塗り替えたらよいか迷う、 などです。 雑念の元を調べ、 時間を奪いそうなものを洗い出しましょう。 カリフォルニア大学アーバイン校の 研究によると、 雑念が浮かんでから元の作業に戻るのに、 平均で 23 分 15 秒かかります。 1つの雑念でこの時間です。 雑念はミスも招きます。 ですから、ささいな雑念の元も 悩ましいのです。 一瞬気が散ってもすぐに元の作業に 戻れるというわけではなく 確実に時間は奪われます。 夕方までの仕事が終わらない場合、 たいていの人は、 そのまま残業します。 週末までに終わらなければ、 土日も仕事をします。 フレックス勤務に大賛成の私も、 働きづめには反対です。 メンタルヘルスのために、 仕事以外のことをしてください。 働いてばかりいると、認知の過負荷、 つまり脳の使い過ぎが起こります。 脳に渡すデータが増え、無秩序に データが送られると、脳は疲れます。 本当に脳にやってほしいことは何か、 考えてください。 脳にとって有益で健全な情報は 何でしょうか。 最後に、私のお勧めをいくつか挙げます。 1日1回は自然のなかを散歩しましょう。 認知の過負荷が和らぎます。 定期的に休憩し、 仕事とまったく違うことをしましょう。 すると、雑念に惑わされにくくなります。 身の回りを整理して、 雑念の元を視界から取り除きましょう。 洗濯物やペット、夫などです。…

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