コース: サプライチェーンの基礎

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さまざまな構成要素の連携と統合

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ジャズは音の芸術です。 中でも私が好きなのは、 原曲と即興のバランスが取れた演奏で、 チャーリー・パーカー、 ジョン・コルトレーン、 マイルス・デイヴィスらを 中心とする名演です。 ジャズの名手たちにとって、 原曲はあくまでも骨格のようなもので、 演奏はそこに肉付けする作業です。 トリオから 10 人の大編成まで、 彼らの演奏には それぞれの楽器の名手とうたわれる、 巨匠たちがずらりと揃っています。 リードしたり、流れに乗ったり、 拍子を刻んだり、 リード1つで曲調を自由自在に 変えたりすることができます。 リーダーは、共演者の即興力を 信頼しています。 前提となるのは 全員のコミュニケーションです。 お互いの音をしっかり聴きながら 演奏することが必要です。 その力は、本人の技術と 長年の経験によって培われます。 世界級のサプライチェーンも、 一流の奏者たちが作り出す アンサンブルのように さまざまな楽器の音が集まって 成立しています。 サプライチェーンの楽器は、調達、 オペレーションと製造、 ロジスティクスと呼ばれています。 優れたサプライチェーンにも、 それぞれの楽器をまとめる名手のような マネージャーが必要です。 各パートのマネージャーには、 会社や演奏全体のニーズを理解し、 耳を傾ける力が求められます。 また、問題やチャンスがあれば 思い切ってリードを取れる力も必要です。 経営陣にも、一流の演奏メンバーを 厳選するように優れた サプライチェーンマネージャーを選び、 育てる責任があります。 また、臨機応変に曲調を変える 現場の権限も欠かせません。 優れた演奏を聴く機会があったら、 個々の音に注意を向けてみましょう。 それぞれの楽器が独立して 奏でる音色のすばらしさや、 それらが重なることで さらに深まる演奏の魅力、 ソロパートの熱演が 輝く瞬間を味わってください。 そして、自社のサプライチェーンが このように機能したらどうだろうと 想像してみてください。 全員が互いを信頼しながら、 高いスキルと裁量を存分に発揮して、 仕事の質を高めていきます。 そして、力を合わせながら顧客を 満足させる成果を出していくのです。 それを実現するために必要な改革を 考えていきましょう。

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