コース: すぐに変われる組織になるには

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すぐに変われる組織の特徴を知る

すぐに変われる組織の特徴を知る

子供が機敏かそうでないかは、 生まれつき決まっています。 スポーツをすれば、ボールが 飛びそうなところにさっと移動し、 ダンスをすれば、実に自然な動きで、 曲に合った踊りを見せてくれます。 対照的に、私はビン底のような 分厚いメガネをかけた 運動音痴の子供だったので、 どんなスポーツに挑戦しても 手足の動きがばらばらで、 試合に出るどころかチームにも 居場所がありませんでした。 でも、私はそれで努力を覚えました。 運動音痴なら、簡単そうにやってのける 子たちをじっくり観察して、 彼らの動作をまねすればいいと気がつき、 何度も何度も練習しました。 組織にも、機敏さの差があります。 もともと機敏な組織は、 顧客への提供価値を高めようと、 絶えず動いています。 そのために失敗もしますが、 失敗からすぐに学び、パフォーマンスを 着実に改善していける アジャイルな仕組みを持っています。 企業の多くは、子供時代の私と同じで、 もともと機敏ではないでしょう。 どう動けばいいか、どこに移動すれば 良いプレーができるかもわからず、 刻々と変わる状況に 置いていかれそうになりながら、 ぎこちなく進んでいます。 市場の変化がゆっくりなら、 それでも問題ないのですが、 変化が加速して、水平分業化した 市場に新しく参入する企業が増えてくると、 すぐに変われる組織であるかどうかが 企業の存亡に関わる問題となってきます。 生まれつき機敏な組織の特徴を 見てみましょう。 第1に、目標設定では、顧客や提携先など 重要な関係者のニーズを重視しています。 自社にとって最も大切な相手のニーズを、 常に見失わない努力をしているのです。 第2に、意思決定の チームワークを重視します。 激しい変化の時代には、社員同士の 効果的な連携が重要なのです。 第3に、多くの社員に権限を与えることで、 素早い意思決定を可能にしています。 上席者しか決裁できない組織では、 すばやく変わることは不可能です。 問題の解決には、最も近くの社員が 主体的に決断できるようにすることが 必要です。 第4に、決定した対応の効果を 早い段階で見極めています。 必要な決定を素早く下しながら、 効果がわかる指標は何か、 少しでも早く効果を確認するには どうすればいいかを考え、 実行しているのです。 あまり急激に変化していない業界では、…

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