コース: SOLIDWORKS 2023基本講座:アセンブリと図面

寸法を記入する

寸法は図面の中でとても大切な要素です。 そして、長さや角度、半径や直径など 様々なものがあります。 今回は Chapter_07 フォルダーの 02−Dim−1 を使用します。 まず、寸法コマンドを確認しておきます。 「アノテートアイテム」タブの 「スマート寸法」の フライアウトボタンをクリックします。 このように様々なコマンドがあることが わかります。 そして、長さや角度、半径や直径などの 寸法は、このスマート寸法で 書き分けることができます。 では、確認してみます。 今回はまず、このエッジを選択します。 このようにプレビューイメージが 表示されます。 任意の位置をクリックして配置します。 次は傾きを持つエッジを 選択してみます。 このように実長、垂直方向、 水平方向の寸法を書き分けることが できます。 カーソルの位置により 切り替えることができます。 ただし、配置する位置によっては 希望する寸法にならない場合があります。 その場合は、 希望する形状を表示させ 右クリックします。 カーソルを移動すると このように固定されたことが わかります。 では、任意の位置をクリックして 配置します。 次はこのエッジとこのエッジを 選択します。 すると、このように プレビューが表示されます。 では、クリックして配置します。 平行な2つのエッジを選択した場合、 距離が適用されます。 それに対し、 平行ではない2つのエッジを 選択すると、 このように角度が適用されます。 さらに円弧を選択すると、 半径が適用され、 円を選択すると、 直径が適用されます。 一旦 OK ボタンをクリックして コマンドを完了します。 このように長さや角度、そして半径や直径は この「スマート寸法」で書き分けることが できます。 次は便利な機能を紹介します。 改めて「スマート寸法」コマンドを 実行します。 プロパティマネージャーで 「ラピッド寸法」にチェックが 付いていることを確認します。 そして、このエッジとこのエッジを 選択します。 すると、このように「ラビッド寸法 セレクター」という呼ばれる インターフェースが表示されます。 スライドさせると、 寸法の位置を切り替えることができます。 今回は上側でクリックします。 この機能を使用することで 台形からの距離を 一定に保つことができます。 では、続けて このエッジとこのエッジを選択します。 セレクターをスライドさせると、 このように先ほど記入した寸法の位置が 調整されていることがわかります。 では、上側でクリックします。 更に内側にもうひとつ記入します。 OK ボタンをクリックし コマンドを完了します。 通常、寸法は寸法線の交差を 避けるために、 内側、つまり、小さい寸法から 記入しますが、 このラピッド寸法を使用することにより 内側に配置される寸法が優先され 既存する寸法の位置が 調整されます。 これで後から寸法を記入しても 調整の必要がなくなります。 最後に設定について確認します。 「オプション」コマンドを実行し 「ドキュメントプロパティ」タブを クリックします。 「寸法」を選択すると、 ここで設定を行うことができます。 ちなみに先ほどのラピッド寸法では、 この「オフセット距離」が適用されます。 さらに「寸法」を展開すると、 このように寸法ごとに 様々な設定を行うことができます。 寸法には様々な記入コマンドが 存在しますが、 まず、しっかりとスマート寸法の 使用方法を確認するようにしましょう。

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