コース: SOLIDWORKS 2022 基本講座: アセンブリと図面

パーツフィーチャーを制御する

SolidWorks には コンフィグレーションという 機能があります。 この機能によりひとつのファイルで 様々なパターンの形状や状態を 管理することができます。 今回は Chapter_08 フォルダーの 01‐Part_Feature を使用します。 パーツにおけるコンフィグレーションでは フューチャーの抑制や 寸法などのパラメータ、 外観や材料など、 様々な項目を管理することができます。 では、コンフィグレーションを 作成してみます。 コンフィグレーションマネージャーの タブをクリックすると、 切り替えることができます。 既定ではこのように 「デフォルト」という名前の コンフィグレーションが存在します。 追加するには、 パーツを右クリックし、 ショートカットメニューから 「コンフィグレーションの追加」を 選択します。 名前は任意で構いませんが、 ここでは、A と入力しておきます。 OK をクリックすると、 作成することができます。 同様にしてもうひとつ 作成しておきます。 名前は B にしておきます。 複数あるコンフィグレーションは ダブルクリックで 切り替えることができます。 今回は A を選択しておきます。 では、抑制から確認します。 穴フィーチャーを選択し 状況依存ツールバーから 「抑制」を選択します。 このように抑制することができました。 では、コンフィグレーションを B に切り替えます。 このように抑制されていないことが わかります。 「デフォルト」も同様です。 このように抑制をかけたときの コンフィグレーションのみに 適用されるようになっています。 これにより、ひとつのパーツで 様々な状態を管理することができます。 ただし数が多くなると、 その都度、現在のコンフィグレーションに 切り替えるのに手間がかかります。 ここで、もうひとつの方法を紹介します。 では、穴フィーチャーを右クリックし ショートカットメニューから 「フィーチャーのコンフィグレーション」を 選択します。 すると、ダイアログボックスが 表示されます。 現在、A が抑制されていることが わかります。 今回は逆にしてみます。 A のチェックを外し、 B と「デフォルト」の チェックを付けます。 OK をクリックすると、 適用することができます。 A をダブルクリックすると、 抑制されておらず、 B と「デフォルト」は 抑制されていることがわかります。 このようにフィーチャーごとに 一覧形式で抑制の有無を 選択することができます。 さらに先ほどのリストで コンフィグレーションを 追加することも可能です。 では、穴を右クリックし 「フィーチャーのコンフィグレーション」を 実行します。 今回は 「新規コンフィグレーションを作成」を クリックします。 そして、名前を入力します。 OK をクリックすると、 このように作成することができます。 このコンフィグレーションは SolidWorks のとても便利な機能です。 効果的にファイルを管理するためにも ぜひ活用してみてください。

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