コース: スクラム基本講座

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プロジェクトを成功に導くスクラムのアプローチ

プロジェクトを成功に導くスクラムのアプローチ

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プロジェクトを成功に導くスクラムのアプローチ

私たちの身の回りの言葉は、 生き物のように絶えず変化します。 日常の中で徐々に意味が変わり、 時代に合った新しい定義が加えられます。 このコースで取り上げる 「スクラム」という言葉も、 ラグビーのスクラムに由来しています。 詳しく説明しましょう。 ラグビーのスクラムとは、 反則があったあと、 試合を再開する際に行われる セットプレーです。 各チーム8人の選手が体勢を低くして 塊になり、 ボールのポゼッションを争います。 プロジェクトマネジメントのイメージとは 異なりますが、見方を変えると 共通点が見えてきます。 チームが目指すのは プロジェクトの完了です。 従来の手法では、最初に プロジェクト全体の計画と設計を用意し、 その計画に忠実に従っていました。 しかし、実際のプロジェクトでは 予想外のことが起こりえます。 プロジェクトがどう展開し、 どう対処するのが最善かを あらかじめ把握するのは不可能です。 アジャイルプロジェクトマネジメント運動は ラグビーのように、チームが状況の変化に 直面しても即座に適応できるように したいという要望から始まりました。 ラグビーではボールを獲得するたびに 得点を狙いに行きますが、 プロジェクトも同じように できないかと考えられました。 ゲームの最終的な勝ちを狙うのではなく、 個々のマイルストーンと成果物に 着眼点を変えたのです。 この新しいアプローチ、すなわち、 成果物やマイルストーンを 小さな単位に分け、 1つ1つの目標の達成に向けて チーム全体で取り組むことを表す 言葉として、「スクラム」が 採用されました。 ラグビーのように、小さな得点を 継続して積み重ねていくことが、 試合の勝利やプロジェクトの 成功につながります。 こうして、ここ数年で スクラムというスポーツ用語に、 小さな目標や成果物を追いかることで プロジェクトの完了を目指すという 意味が加わりました。

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