コース: スクラム基本講座
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ユーザーストーリーを作成する
テーマと機能は、作業を分類し、 体系的に保つのに役立ちますが、 チームが開発に取り組み、 短期間で価値を提供するには、 まだ大きすぎます。 開発した製品を利用するのは顧客 あるいはエンドユーザーです。 彼らの製品の使用状況から、 彼らが製品を使用する 背景情報がわかります。 これをユーザーストーリーと言い、 提供すべき価値を把握するのに役立ちます。 ユーザーストーリーは短時間で 提供できる作業の単位を意味し、 価値を提供できる 最小限の作業でもあります。 チームの誰でも作成できますが、 通常は PO が作成します。 なぜなら、PO はステークホルダーおよび 顧客の代表として、顧客に価値を 提供する項目を確実にバックログに 含めるという義務があるからです。 ユーザーストーリーの作成には、 「INVEST(インベスト)」という 頭字語を使用するのがお勧めです。 1つ目の「I(アイ)」は Independent(インディペンデント)、 「独立」です。 外部の影響を受けず、単独で価値を 提供できるストーリーなら、 作業時間を十分に取れない場合でも 自己完結できます。 「N(エヌ)」は Negotiable(ネゴシアブル)、 「交渉可能」です。 ストーリーは作業段階に移るまで、 いつでも書き直し、変更、 キャンセルできます。 「V(ブイ)」は Valuable(バリュアブル)、 「価値」です。 各ストーリーは PO、 ステークホルダー、顧客に価値を 提供するものにします。 「E(イー)」は Estimable(エスティマブル)、 「見積もり可能」です。 ストーリーは作業量を見積もることが できる必要があるため、 見積りに必要な情報を 十分に含めてください。 情報が不十分だと、 必要な作業量を把握できません。 「S(エス)」は Small(スモール)、 「小規模」です。 1回のスプリントで完了できる 規模にする必要があります。 T(ティー)は Testable(テスタブル)、 「テスト可能」です。 テストを作成するのに 十分な情報を含める必要があります。 すべてを満たすのは大変に思えますが、 画面に示す簡単な書式を使用すれば、 よいユーザーストーリーを 書くことができます。 対象となる顧客を理解すれば、 そのニーズをより深く理解でき、 製品の機能に焦点を…