コース: プロジェクトマネジメントの基礎:チーム

鍵となる4つの働き方

コース: プロジェクトマネジメントの基礎:チーム

鍵となる4つの働き方

人の好みはそれぞれです。 例えばニューヨークの 高級ホテルが好きな人もいれば、自然の中で キャンプをするのが好きな人もいます。 働き方も同じで、好みやスタイルは それぞれ異なります。 その人にとって最適な働き方ができるなら、 最適な結果が出るでしょう。 あなたはチームの習慣や 好みを把握していますか。 ここでは、最もよく見られる 4つの働き方を紹介します。 行動型、社交型、計画型、分析型です。 各スタイルを紹介していくので、 チーム全員がどのスタイルか 考えてみてください。 行動型は実行型と言い換えられます。 行動型の人は、製品や成果を出すことを 優先して実行します。 彼らは「とにかく済ませたい」が 本心であり、 行動型のチームが出そうとする結果とは つまり、プロジェクトの産物です。 自らの行動がプロジェクトの成果に どれほど貢献できるかを知りたがります。 行動型はプロジェクトの達成に 集中させてくれます。 次は社交型です。 彼らはチーム全員が認識をし、 一丸となって効率的に 働くことを重視します。 個人と話してもその場に チームが居合わせているかのように 「私たち」という表現を使います。 チームに関することは全員に 迅速かつ明確に伝わることを徹底します。 社交型は仕事でも仕事以外でも 進んでチームを行事に誘います。 このような人は調和のとれた働きで あなたを助けてくれます。 計画型は予定通りにプロジェクトを 完了させることに楽しみを見出します。 通常、計画の管理役となります。 どの手順を踏むか、そのための時間枠、 役割分担について一貫した計画を立てます。 成果を出す順序を理解し、 チームがその順序からそれないように 手助けして、 プロジェクトのどの段階にいるか 常に把握します。 予算枠内か、予定より 遅れていないかなどです。 プロジェクトの進捗が 計画どおりであるか把握できるように 助けてくれます。 分析型はプロジェクトで生じた問題の解決に 重点を置き、答えや代替案を模索します。 さまざまな解決策を検討し、 賛否両論の中から答えを見出すのは 分析型の強みです。 分析型の口癖として「他に方法はないか」 「もっと早く解決できないか」 「簡単な方法はないか」などがあります。 正しく物事を完了させ、 選択肢を適切に検討することに注力します。 足早な行動に歯止めをかけ、 あらゆる選択肢を 検討するようにしてくれます。 各自が好む働き方を理解すると、 十分に力を発揮してくれるでしょう。 ただし、それは実力とは異なります。 どのタイプも有能で、今まで説明してきた それぞれの特質を有効に発揮します。 また、たいてい、 自分の好むスタイルがあります。 つまり個人を理解することは、 チーム管理において 非常に重要であるということです。 好みを見分けるために、 一般的に見られる特性を紹介し、 それぞれに見合う適切な役割と プロジェクトタスクを割り当てられるよう、 解説をしていきます。 働き方を考えるときは、 あなたのスタイルがどのように チームの役に立ち、どのように支えることが できるかも考えてみてください。 また、あなたの働き方が チームで問題になり、 懸念が生じる可能性も考慮してください。

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