コース: プロジェクトマネジメントの基礎

次の任務へ移行する

プロジェクトの最後には少し面倒ですが 重要な後処理があります。 まず契約の完了手続きを行います。 プロジェクトに顧客との契約が 含まれる場合は 顧客が契約の完了に同意したことを 証明する 受け入れフォームに署名してもらいます。 契約の条件によっては 成果物のサポートや 数ヶ月後にフォローアップを 行うなどの作業が発生する場合があります。 業務を外注した場合は それらの業者が責務を果たしたかどうかを 確認します。 この場合も契約の完了手続きが 必要になります。 次にプロジェクト費用の清算に 使用した帳簿を締めます。 ほとんどのプロジェクトでは プロジェクト完了後も数ヶ月は 会計帳簿を開けたままにします。 こうすることでサポートなどの 追加費用が処理しやすくなります。 フォローアップ業務関連以外の 勘定科目コードをすべて締めると 請求の間違いを防ぐことができます。 メンバーが次の任務に移るよう支援するのも マネージャーの仕事です。 まず各部門の責任者に メンバーが利用可能になることを 早めに知らせておきます。 これで責任者は新しい任務の割り当てを 事前に手配できます。 また異なるグループが プロジェクトの後の作業を担当する場合には 引き継ぎ作業を行います。 例えば会議場プロジェクトの例では 会議場を運営していくチームに 終了したプロジェクトの詳細を 伝える必要があります。 このような作業を経て プロジェクトは完了となります。 プロジェクトマネージャーとしての 任務も終了するので 次のプロジェクトに取りかかれます。

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