コース: プロジェクトマネジメントの基礎

アーンドバリュー分析をする

アーンドバリュー分析では 完了した作業から プロジェクトを出来高を評価します。 つまり完了した作業ごとに 価値を獲得していきます。 政府機関のプロジェクトでは 必須の分析です。 プロジェクトの基本的な指標は 誤解を招くことがあるので 必須でなくても役立ちます。 プロジェクトの作業期間の 50% が経過し 予算の 50% が使われたとします。 プロジェクトは順調そうに見えます。 しかし作業が 25% しか 完了していないとしたら問題があります。 作業が 75% 残っていますが 時間と予算は 50% しか残っていません。 私はこれでは成功しないと思いますが どう思いますか? アーンドバリュー分析の見方では このような問題も発見できます。 スケジュールと予算を 貨幣価値として表すので プロジェクトのパフォーマンス全体を 同じ単位で比較できます。 もちろんコストは元から 貨幣価値で表されます。 作業は実行にかかるコストを算出し、 貨幣単位にします。 アーンドバリュー分析は 次の3つの指標にもとづきます。 まず計画価値を算出します。 これは当該日付までに 計画されていた作業を 完了するための予算です。 予定作業、予算コストとも呼ばれます。 例えば1月 12 日までに ある作業に5千ドルかかると 予測したとすると、 この場合の計画価値は 5千ドルです。 アーンドバリューは 作業を完了することで確定した金額です。 完了作業予算コストとも呼ばれます。 1月 12 日までの作業時間の 予定人件費が3千ドルの場合、 アーンドバリューは3千ドルです。 3つ目の指標は完了した作業の 実コストです。 例えばより効果な人的資源を活用し、 実際の人件費が 3500 ドルになった場合、 これが実コストです。 3つの値をグラフにすると プロジェクトのスケジュールと予算が 守られているか把握できます。 グラフの読み方を説明します。 横軸が時間、 縦軸がコストです。 アーンドバリューが計画価値より 高いのが望ましい状態です。 計画より多くの作業が完了しています。 作業やプロジェクトが 予定より進んでいます。 この例ではアーンドバリューが 計画価値より低いので 遅れがでていることがわかります。 実コストはアーンドバリューより 低いのが望ましい状態です。 これはコストが予想よりも 少なかったことを示します。 このプロジェクトでは 実コストがアーンドバリューよりも高いので 予算を超過しています。 プロジェクトのパフォーマンス評価に 役立つ指標が他にもあります。 アーンドバリュー分析を プロジェクトで利用する場合は 詳細を確認してください。

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