コース: プロジェクトマネジメントの基礎
リスクを監視・コントロールする
リスクマネジメント計画では 監視するリスクと そのリスクへの対応方法を決定しました。 プロジェクトの実行中は リスクが現実のものとならないよう 注意を払うことが大切です。 現実になった場合は すぐ適切に対応します。 計画時に追跡すると決めたリスクには それぞれ担当者が割り当てられています。 担当者はリスクを監視し、 状況を定期的に更新することになります。 リスク担当者の役割について 詳しく説明します。 まずリスクへの予防的な 対策を導入します。 つまりリスクが発生する前に 回避や緩和、添加したり 緊急時対応策を計画したりします。 プラのリスクについては そのメリットを受けられるよう 措置を講じます。 影響が大きいリスクの発生を示す 兆候に気をつけます。 また緊急時対応策の 引くがねとなる事象にも気をつけます。 リスクが発生した場合、 計画した対応策を実行します。 そして対応策の成果を 追跡します。 最後にリスクの状況を定期的に報告し、 リスクログと詳細シートを更新します。 状況が変わった場合は リスクの発生確率、 または影響を変更します。 プロジェクトが進展して リスクがなくなった場合は 監視をやめます。 優先度の低いリスクにも注意します。 プロジェクトの変更に伴う確率や 影響の変化に備えて 追跡が必要かどうかをチームとして 時々確認します。 またプロジェクトの 変更に伴って生じる 新しいリスクにも注意します。 リスクの管理と コントロールについて説明しました。 計画に従っていれば簡単です。 しかしいつでもリスクに対応できるように 明確なリスクマネジメント計画を 立てましょう。
エクササイズファイルを使って実践してみましょう。
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