作業を順序付ける

スケジュール作成では作業を 正しく順序づけることが重要です。 それは作業が他の作業の 制限を受けるからです。 例えば機器をネットワークに接続する前に 機器の設置が必要です。 作業を線でつないでいくと プロジェクトの作業が どの順番で発生するかがわかります。 実行順序が他の作業に 左右されることを依存関係と呼びます。 作業ごとに開始と終了があるため 依存関係は４種類になります。 最も一般的なのは 終了・開始型です。 ある作業の終了を受けて 別の作業が開始されます。 例えばラックの設置が完了しないと 機器を設置することはできません。 開始・開始型はある作業の開始と同時に 別の作業が始まる関係です。 例えばベンダーが会場の 機器を決定する時は ホテルの部屋の設備も 同時に決定します。 終了・終了型は ある作業が終了すると 別の作業も終了する関係です。 例えば IT チームが機器の ネットワーク接続を完了すると、 接続テストも同時に完了します。 開始・終了型は少し複雑ですが それほど頻繁には発生しません。 これはある作業を開始すると 別の作業が終了する関係です。 つまり後に始まる作業によって 前の作業の終了が 決まる関係です。 例えば機器のテストを いつ終了するかは 会議の開始時間によります。 テストが順調かどうかは 関係ありません。 依存関係を判別するには 次の３つの点を確認します。 制限を与える作業は どちらですか？ これで依存関係の上に来る作業がわかります。 上の作業の開始と 終了のどちらが下の作業に影響しますか？ これで依存関係が開始と終了の どちらで始まるかがわかります。 上の作業は下の作業の 開始と終了のどちらに影響しますか？ これで下の作業の 依存関係が開始か終了かがわかります。 依存関係がわかると作業の段取りが はっきりします。 依存関係を理解できたら実際に ご自分のプロジェクトに当てはめて 図を作成してみましょう。