コース: プロジェクトマネジメントの基礎

スコープを定義する

要件や成果物、 前提条件を定義したら プロジェクトで行うこと、 つまりプロジェクトのスコープを 明確、かつ簡潔にまとめます。 プロジェクトのスコープは プロジェクトの範囲を示すものです。 プロジェクトの対象とするものと 対象外とするものを区別します。 スコープ記述書は プロジェクトのスコープを 詳細に記した文書です。 これは会議場プロジェクトの スコープの例です。 スコープ記述書には 必要な成果物と作業を記述します。 また、プロジェクトには 含めないスコープ外の項目も記述します。 例えば客室の家具は 数年前に薄型テレビを導入した時に 新しくしています。 今の家具を引き続き 使用できると経営陣が判断したので 家具はこのプロジェクトの スコープ外です。 また改築についての マーケティングは含まれません。 それは全く別のプロジェクトに なるからです。 最初のスコープ記述書を作成したら 前提条件を見直し、 必要ならばスコープ内外の項目を 追加します。 スコープ記述書は境界を 定義するものです。 プロジェクトでやるべきことを 過不足なくできているかを 判断する基準となります。

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