コース: プロジェクトマネジメントの基礎
リスクを管理する
リスクとは不確定要素の事です。 発生する可能性がある事象を指し、 良し悪しは関係ありません。 プロジェクトのリスクを管理する事で、 マイナスとなる事象の発生と影響を抑え、 プラスとなる事象を活用できます。 最初にリスク管理の計画をまとめます。 具体的にはリスク管理タスクの 実行方法を決めます。 リスク管理の計画を立てる事で、 リスクへの対応に十分な時間とリソースを 確保できます。 次に、プロジェクトで発生する可能性がある リスクを洗い出します。 この作業は何度も繰り返し行い、 プロジェクトの進行と共に新たなリスクが 発生する可能性を調べます。 特定したリスクの数が 多くなる場合もありますが、 すべてのリスクを管理する必要はありません。 次に、リスク発生の可能性と、 発生した場合の プロジェクトへの影響を分析します。 こうする事で、発生の可能性が高く、 影響が多きリスクに重点的に取り組めます。 リスクへの対応方法は多数あります。 回避する、保険などで転嫁する、 影響を軽減する、 緊急時対策を立てるなどです。 管理するそれぞれのリスクについて 発生した場合の対応方法を決定します。 最後に、リスクを監視します。 発生したリスクをすぐに見つけられるよう、 常に注視します。 リスクが発生したら対応策を すぐに実行します。 その結果を追跡し、 対応が適切だったかどうかを確認します。 リスク管理は プロジェクトの期間を通して重要です。 マイナスとなる事象の影響を抑え、 プラスとなる事象を 最大限に活用する事ができます。
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