コース: プロジェクトマネジメントの基礎

時間とプロジェクトのスケジュールを管理する

コース: プロジェクトマネジメントの基礎

時間とプロジェクトのスケジュールを管理する

時間管理はプロジェクトを期限内に 完了するためのプロセスです。 最初に行うのはスケジュール管理の計画です。 スケジュールをどのように作成、 管理、実行、 コントロールするかを文書化します。 プロジェクトのニーズに応じて厳密な計画を たてる場合もあれば、 大まかに決める場合もあります 次に、スケジュールのアクティビティや タスクを定義します。 スコープ管理で使った WBS を 思い出してください。 WBS の一番下のレベルは ワークパッケージと呼ばれ、 プロジェクトにおける特定の成果物を 表します。 このワークパッケージを更に分解したものが 成果物を達成するために必要な アクティビティです。 アクティビティが決まったら、 次はその実行順序を決めます。 アクティビティの実行順序は タスク同士の関係に基づきます。 例えば、アクティビティ B は アクティビティ A の完了後に開始します。 最初と最後のアクティビティを除き、 各アクティビティに 先行と後続のアクティビティを 最低 1 つ関連付けます。 すべてのアクティビティを関連付けると、 各作業の論理的な実行順序が決まります。 次に、それぞれのアクティビティを 実行するために必要なリソースを見積ります。 つまり、必要となる人員や機器、 資材の数と種類の見積です。 この見積を使用して各アクティビティの 所要時間を割り出します。 アクティビティの実行順序と見積から スケジュールを作成する方法には クリティカルパス方法や クリティカルチェーン法などがあります。 どの方法でもアクティビティ毎に 早めと遅めの開始日、 終了日が反映されたスケジュールが 作成されます。 現実的なスケジュールになるまで 通常はこれを何度か繰り返し、 ベースラインとなるスケジュールを 作成します。 プロジェクトが始まったら、 進捗とスケジュールの変更を監視して、 ベースラインから遅れていないか判断します。 遅れいている場合は適に対処して、 プロジェクトを軌道に戻します。 このように、時間を管理する事で 予定通りにプロジェクトを完了できます。

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