コース: プログラミングの基礎:基本

文字列を扱う

コース: プログラミングの基礎:基本

文字列を扱う

このレッスンでは、文字列について 説明します。 プログラミングでは、 電子メールアドレスや人の名前、 あるいは絵文字など、テキストを 扱う必要があるときには、 常に文字列を使用します。 文字列という呼び方は 文字が列のように並んでいることに 由来しています。 文字には、文字、数字、記号、 そしてスペースが含まれます。 文字列は通常、開始と終了の 引用符で囲んで表現されます。 そして、関数に直接渡すこともできますし、 変数に格納することもできます。 例えば、Python の print 関数を使って 「こんにちは」のようなメッセージを 画面に表示させることができます。 二重引用符で囲んでいることに 注目してください。 これは Python に引用符の間にある文字を そのまま出力するように 指示しているのです。 同じ文字列を代入して変数を指定しても 同じ結果が得られます。 また Python では、 一重引用符で文字列を作成することも できます。 けれでも、なぜ一重引用符と二重引用符の 両方が使えるのか、不思議ですね。 それは文字列の内容によるのです。 次のような二重引用符で囲まれた 文字列を表示すると、 どうなるか見てみましょう。 この場合、二重引用符を 入れ子にしているため、 Python は混乱し シンタックスエラーが発生します。 代わりに、文字列の開始と終了に 一重引用符を使ってみましょう。 そうすれば、Python は 文字列の区切りを正しく 判断することができます。 その逆もありますね。 文字列の中に一重引用符や アポストロフィを使いたい場合は 最初と最後に二重引用符を使用します。 けれども、一重引用符と二重引用符を 組みで使わないように注意してください。 この print 関数のように 冒頭が二重引用符、 最後が一重引用符のように 両方が混在していると、 シンタックスエラーが発生します。 プログラミングを始めたばかりの頃は 二重引用符で囲む方をおすすめします。 なぜなら他の言語では、 文字列は二重引用符で 囲むことが一般的だからです。 ですから、このコースでは 文字列は二重引用符で 囲むことにします。 さて、文字列について理解できましたか。 では、実際にプログラムで 使ってみてください。

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