コース: プログラミングの基礎:データベース

関係データベースとは

このレッスンでは、 関係データベースの基本的な概念と、 列と行とは何かについて説明します。 関係データベースの最も基本的な構成要素は テーブルです。 「表」と呼ばれる場合もあります。 テーブルを持たないデータベースは 空箱と一緒で、全く意味を持ちません。 どこにも データが保存されていないからです。 データはテーブルに格納されます。 スプレッドシートのように 表現されることがあります。 これらのテーブルは、 行と列で構成されています。 列は「カラム」とも呼ばれ、 建物を支えている柱のように 上下に走っています。 データベースに 複数のテーブルが存在する場合、 それぞれのテーブルには データが含まれています。 データは、同じ種類のものが 繰り返し格納されています。 例えば、顧客情報、注文情報、 従業員情報、商品情報を持つテーブルが それぞれあるとします。 このテーブルの各行には、 1人の顧客の情報、 1つの注文の情報、 1人の従業員の情報、 そして、1つの商品の情報が格納され、 それが複数の行で繰り返されています。 これらの行は、 それぞれ一定の構造を持っています。 一定の構造を定義するためには 列を用います。 例えば、この図のように 5つの列があるとします。 それに「姓」「名」「入社日」 「等級」「給与」のように名前を与えます。 そして名前だけではなく、 どのような型のデータであるのかも 定義します。 これは非常に重要です。 「姓」と「名」は文字列型、 「入社日」は日付型、 「等級」は数値型、 「給与」は通貨型などのように 型を定義します。 そして、すべての行は、この型に従って 同じ構造になっていなければなりません。 つまり、この顧客情報テーブルは、 各行はそれぞれの顧客の情報であり、 各列はそれぞれの顧客に関する 特定のデータを記述します。 一度、これらのルールを決定すると、 データベース管理システムは それを破ることはできません。 「入社日」という列を日付型で定義した場合 日付しか記入することは許されず、 テキストを入力することはできません。 「等級」という列が 空であることを許可していない場合、 何らかのデータを入力する必要があります。 ですから最初に、テーブルには 列を定義する必要があります。 列はこのデータベースに どのようなデータが格納されているのかを 示しています。 行は後から加えます。 そして行は、追加、更新、 削除、読み取りを行うことができます。 このレッスンでは、 関係データベースの基本的な概念と、 列と行とは何かについて説明しました。

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