コース: プログラミングの基礎:データ構造

今すぐコースを受講しましょう

今すぐ登録して、23,100件以上登録されている、業界エキスパート指導のコースを受講しましょう。

多次元配列を理解する

多次元配列を理解する

現実世界でも縦一列の棚を横に並べて 縦横に収納することはありますね。 多次元配列は、ちょうどそのように 配列を利用します。 どのように実現するのか見てみましょう。 単純な配列は一次元配列と呼ばれ、 配列の中で最もよく使われます。 一次元配列は、この図のように、 垂直あるいは水平に描かれます。 それをさらに進めて二次元配列を 作ることができます。 これは論理上、行と列からなり、 テーブルと呼ばれることもあります。 二次元より次元の大きな配列を 作ることもできます。 二次元以上の配列を 「多次元配列」と呼びます。 一次元配列では、 配列内の要素にアクセスするためには、 添え字をひとつ指定します。 array[2] のように記述すると、 0から始まる添え字の2番目の要素で 678 を取得することができます。 二次元配列の方は、 行と列で要素を指定するために、 array2D[2][3] のように 添え字が2つ必要になります。 array2D[2,3] のように 指定するプログラミング言語もあります。 この場合、0から始まる2行目と 3列目の要素の 234 を取得します。 二次元配列は、この図では、 行と列からなるテーブルとして 書かれていますが、 実際には、多くのプログラミング言語で 配列の配列です。 つまり、一次元配列のように 各要素が単一の値を保持するのではなく、 配列の各要素に別の配列が 含まれているのです。 ですから、個々の要素を特定するためには、 2つの添え字を使います。 最初の添え字は一次元。 この場合は、2番目です。 次の添え字は二次元。 ここでは、3番目で 要素の位置を特定します。 一次元配列ほどではありませんが、 二次元配列も多く使用されます。 例えば、チェスゲームのゲーム版を 作成する場合です。 この場合、 8×8のチェス盤を表す二次元配列を 利用するとができます。 あるいは、天気予報のアプリケーションを 開発しているとしましょう。 温度を管理するために 各行がその日の一日を表し、 各列がその日の1時間毎の 温度測定値を表す二次元配列を 作成します。 この配列を利用すると、 特定の日の特定の時間の気温を 取得することができます。 また、1日のすべての値を読み取ることで、 1日の平均気温を算出することができます。 あるいは、…

目次