スタックをプログラムで使用する

C 言語のようにスタックを サポートしていない プログラミング言語では、 スタックを配列で実装します。 けれどもスタックをサポートしている プログラミング言語も、 多数存在します。 そのようなプログラミング言語で、 どのようにスタックを使用するのか、 見てみましょう。 Java でスタックを実装する 代表的な方法としては、 Java ユーティリティスタッククラスを 使用します。 push メソッドで データをスタックにプッシュし、 pop メソッドで スタックからポップします。 peek メソッドは、 先頭にあるオブジェクトを 削除することなく取得します。 C# では、 システム、コレクションズ、 ジェネリックスタッククラスが 用意されています。 Java と同様に push、pop、 peek メソッドが用意されています。 これは Java で スタッククラスを使用した 簡単な例です。 スタックは java.util に用意されています。 最初にスタックのインスタンスを 生成します。 ここでは、文字列型のスタックを 作っています。 push メソッドで スタックにデータを追加します。 pop メソッドでデータを取り出し、 それを表示しています。 このプログラムを実行すると、 ３、２、１と 後入れ先出しで データが取り出されることを 確認できます。 C# のスタックは、 System.Collections.Generic 名前空間に用意されています。 多少の違いはありますが、 Java とほぼ同じように 記述できます。 このプログラムを実行すると、 後入れ先出しで データを表示します。 Python では、 明示的なスタッククラスはありません。 しかし、リストを スタックとして使用できます。 push して pop する代わりに、 append メソッドで 末尾にデータを追加して、 pop メソッドで 末尾から pop することができます。 尚、Python では、 Last-in First-out で 入出力を行う、 LIHO キューモジュールを使って スタックを実装することもできます。 Ruby にも特定のスタッククラスは ありませんが、 配列を使用して 代用することができます。 配列は、サイズの変更が可能で、 push メソッドと pop…