コース: PythonでExcelデータを処理する

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行を挿入する

行を挿入する

シートに行を挿入する方法と、 計算式を調整する方法を説明します。 まず insert_row_01.py を 見ていきましょう。 sample3_1.xlsx という ファイルを、 load_workbook で開き、 1枚あるシートを取得して、 insert_rows メソッドで 40 行目に行を挿入して、 sample3_1_new という 別名で保存するプログラムです。 どんなシートか見ていきましょう。 オリンピックの国別のメダル数を 記録したシートです。 このシートの 40 行目に、 行を追加します。 プログラムを実行してみましょう。 そして、 sample3_1_new。 このように、40 行目に 行が追加されていることがわかります。 しかし、合計欄には、 SUM 関数が入っているのですが、 SUM 関数の範囲が、 C2 から C49 と、 行を追加する以前の状態になっています。 行を挿入しても、 計算式は自動的には調整されません。 今度は、行を挿入して、 計算式を調整するプログラムを 見ていきましょう。 insert_row_02.py です。 先ほどと同様に、 insert_rows メソッドで 40 行目に行を追加しますが、 1行追加したので、 計算式をひとつずつずらします。 C51 に C2 から C50 の範囲を 集計するように計算式を入力し直します。 D51、E51 と同様に修正します。 このプログラムを実行してみましょう。 今度は、SUM 関数の集計範囲が C2 から C50、 D2 から D50、 E2 から E50 へと、 修正されています。 Excel で直接操作するときは、 行を挿入すれば自動的に計算式も 調整してくれますが、 プログラムで行を挿入する場合は、 計算式も、プログラムで 調整する必要があります。

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