コース: PythonでExcelデータを処理する

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列を非表示にする

列を非表示にする

行の次は、列を非表示にするプログラムを 紹介します。 列の指定の仕方が複数あります。 sample3_3 を開いて、 1枚あるシートを変数 ws に取得したら、 次に非表示にする列を リストにしてあります。 このリストから列名を取得し、 column_dimensions に その列名を取得して、 hidden 属性を true にすることで 列を非表示にします。 sample3_3 を読み込んで、 sample3_3_new として保存します。 どのようなシートか確認しましょう。 5つの国のメダル数が記録されています。 C、D、E 列には金メダル、銀メダル、 銅メダルの数が記録されています。 プログラムを実行してみます。 sample3_3_new を開きます。 C から E 列が非表示に なっていることがわかります。 次に set_col_hidden_02.py を 見てみます。 こちらも sample3_3 を読み込んで sample3_3_new として保存します。 このプログラムでは、 列名のリストを使ってはいません。 代わりに、セルに行番号、 列番号を指定し、そのセルから column_letter すなわち、列名ですね。 列名を取得しています。 そして column_dimensions に column_letter を指定し hidden 属性を true にしています。 行番号は1のまま固定ですが、 カラム番号は range 関数で 作成しています。 range 関数の引数に 3と6を渡しているので、 3、4、5が返ってきます。 プログラムを実行してみましょう。 同じように保存したファイル、 3_3_new を開きます。 C、D、E 列が非表示になっていることが わかります。 プログラムというものは、 全般的にひとつのことをするのに、 複数の手段が用意されているものです。 プログラマーは複数の手段の中から その都度、目的に沿った方法を選びます。 今回の例では、非表示にする列が 予め決まっていれば、リストにするとか、 非表示にする範囲が広ければ、 セルの column_letter を取得する、 のように、使い分けます。

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