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直感と論理

直感と論理

17 歳のとき、車とバイクの どちらを買うかで迷いました。 最善の選択をするにはどうするか。 最初に理性と感情の せめぎ合いがありました。 私の理性は、車の方が冬も暖かいし、 雨でも濡れないし、安全で、 家具の運搬にも便利だと告げていました。 一方で、バイクは渋滞に強く、 駐輪や維持費で有利です。 総合的には車の勝ちでしょう。 しかし、私の心は「バイクを買って! かっこよくて楽しいし、 人生は一度きりだよ」 と告げています。 困ったものです。 まずは、理性と感情が 調和できるところを探してみます。 折り合わなければ片方を 見直す必要があります。 理性の方は、感情が優先している 楽しさといった要素を無視しているので、 感情と同じ結論に達しません。 また、感情の方は、賢明であることを忘れ、 寒空の下や雨の中でバイクに乗るといった 論理的な事実を無視しています。 どちらが他方を支配しすぎているかを 考えます。 多くの場合、両者は異なる意見や 正反対の意見を持つため、 真ん中辺りで調和させます。 調和できれば、 その決定はほぼ正しいでしょう。 調和できない場合は、 さらに検討が必要です。 例えば、車とバイクの例では、 私の心はバイクを望んでいて、 私の理性は車を指している場合、 どちらかを見直す必要があります。 理性は、楽しさやかっこよさなどの 現実要素を考慮する必要があります。 そうすればバイクが勝つかもしれません。 感情は、運転時に濡れずに暖かく、 安全であることの快適さを思い出す 必要があります。 バイクは刺激的ですが、現実には、 雨や暗闇の中を何度も運転することで 命を危険にさらす時間が多くなります。 自分の感情に疑問を抱くと、 実際には理性が正しいと 気づくかもしれません。 感情が動いて理性の言い分に賛同し、 車の購入を決断します。 別の例を挙げましょう。 採用候補者の選考のために各要素に スコアを付けました。 経験や身なり、資格などです。 しかし、一番スコアの高い人が 欲しい人材に思えません。 採用するべきでしょうか。 もしかすると論理が 誤っているのかもしれません。 カテゴリーが足りなくて、 本当は別の人が最適かもしれません。 または直感が誤っていて、 気に入った人物は会社に 適さないかもしれません。 好きなサッカークラブが同じだとか、…

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