コース: Pro Tools 基本講座

新しいセッションの作成 - Pro Toolsのチュートリアル

コース: Pro Tools 基本講座

新しいセッションの作成

このレッスンでは Pro Tools の 新規セッションの作成について 解説します。 Pro Tools では曲を作る時 様々な作業を行った結果 そちらを保存しておくファイルを セッションと呼びます。 まず作業を始める時には 新しいセッションを作成します。 では今 Pro Tools を ゼロから立ち上げてみましょう。 ソフトウェアを起動すると しばらく待つと、 起動のスプラッシュが出てきます。 こちらで様々な読み込みが行われて 前回使ったものではなく 新しく作る時に、その時には 表示されてくる、このダッシュボード こちらのウィンドウを使って 設定を行います。 これ、左下に「起動時に表示」と 書いてあるんですが ここのチェックを入れてあると起動する時に このダッシュボードがでてきて 新規で作成できます。 チェックを外しておくと、 これが出てこなくて メニューから行うと そういったものを選ぶこともできます。 ではまずセッションの名前 では「test1」としておきましょう。 名前を決めたら 次に作成の方法がいくつかあります。 まず「ローカルストレージ(セッション)」 というもの、これが一番基本となるのですが ローカルストレージ つまりパソコンのハードディスクであったり また直接接続されているメディア、 そちらの方に作る 基本的なところになります。 ローカルストレージの場合には この一番下のところですね。 「保存場所」というところ こちらをクリックして ディスク上のどこに保存するかを 指定しておきます。 そこを開いて この「開く」をクリックすると 場所が指定されます。 その下ですね、「コラボレーションと クラウドバックアップ」とありますが こちらはクラウドのサービスに サインインしている状態だと クラウドの方にセッションを作れると そういったものになります。 そしてこの下のところ 「テンプレートから作成」 というのがあるんですが こちらを見てみると まず「テンプレートグループ」という所で 行いたい作業であるとか 内容の傾向が書いてあって その中に予めセッティングができてる 内容が入っていますので そちらをもとにして作る ということもできます。 今回はとりあえずこれ外して まっさらで作ってみます。 そしたら、その下に 「ファイルタイプ」とありますが これが録音した時に 作成されるオーディオファイルの種類ですね BWF(WAV) ファイルか もしくは AIFF こちらを選びます。 現在ですと一般的には WAV ファイルを選ぶことの方が 多いかなと思います。 そして、大事なのが「サンプルレート」 録音されるファイルの サンプルレートですね。 こちらを最初に ちゃんと指定しておきます。 今回 48 kHz に設定しておきます。 そして「ビットデプス」 こちら録音されるファイルの ビット数ですが 現在のレコーディングの 中の感覚だと基本的に 24 ビットで行います。 16 ビットだと最終系としては CD なんかのクオリティで それほど問題ないんですが 編集に使う場合には 24 ビットを使うのが一般的です。 32 ビットに設定しておくと より幅広いデータを 残すことができますが まだ対応している環境も少ないので どちらかと言えば 24 ビットを 使われる方の方が多くなっています。 そしてもうひとつ、 「I/O 設定」 これですが、出力のチャンネルが どんな形式になるか 「ステレオミックス」というのが いわゆる一般的なステレオ形式ですね。 その他 5.1 チャンネルサラウンドの 形式であるとか またちょっと変わった所では 「FB360 3rd Order Ambisonics」 とありますけど これはいわゆる VR オーディオですね。 360 度オーディオ そういったものの編集も できるようになっています。 今回「ステレオミックス」 中心でもあります。 これらが設定が終わったら 「作成」をクリックすると このように画面が出てきて 作業開始できるようになります。 ここで今保存先に指定したところですね。 ちょっと見てみると 先ほど入力した「test1」という フォルダーができています。 そしてその中に さらにセッションのファイル これが拡張子 ptx で出てますね。 こんな感じに セッションのファイルだけではなくて フォルダーも作成されて その中にオーディオファイルや ビデオファイルの置き場所、 そういったものも作られます。 なので、新規セッションの作成時 予めフォルダーを作っておく 必要はなくて セッション名を入れれば それの名前のフォルダーができる ということなので、そのセッションごとの フォルダーを作りたいところの 1個上の階層ですね。 そこに保存しておけば いいということになります。 そして通常時 いつでも「ファイル」メニューの 「新規作成」 こちらを実行すれば このダッシュボードが出てきて 新しいセッションを作れます。 セッションを作る時なんですが 例えば先ほどと同じ場所に 同じ名前の「test1」というのを 保存しようとすると もう存在するのでダメですと このように上書きされるのではなくて 注意されます。 なので新しく作る時には 別の名前をつけてやって 「作成」すると前のもの もし開いている場合には保存するか 確認するので、これを選んだ上で 新しいセッションを作れる。 場所を見てみると こちら今新しく作った 「test2」の方も フォルダーごと出来てますね。 このようにフォルダー単位で 作成されるといった形になっています。 こちらがすべての作業を始める 最初のステップになるので 覚えておいてください。

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