コース: Premiere Pro CC 2015 基本講座

ウルトラキーヤーを使ってクロマキーする - Premiere Proのチュートリアル

コース: Premiere Pro CC 2015 基本講座

ウルトラキーヤーを使ってクロマキーする

ここでは、Ultra キーという エフェクトを利用して 映像合成する方法について解説します。 ファイル名に「10_09」とある サンプルプロジェクト、 これを開きます。 シーケンスの方には、グリーンの背景で 撮影したインタビュー映像が 用意されています。 このインタビュー映像のこのグリーンの部分を 透明化することで今回は このような窓の映像を用意してありますので、 この窓の映像と合成することで このようなインタビューの映像を これから作成していきます。 尚、合成に利用するこのような背景の 映像ですが、グリーンバックとか 或いはブルーバックと呼ばれるもので、 淡色の背景で撮影しています。 合成の準備ですが、まず、この透明化する 部分なる映像、これをトラックの上の部分に 移動します。 ここでは、ビデオ 2 というトラックの方に まず移動します。 移動したら、この空いた部分、 ビデオ 1 のトラックの方に 合成する窓の映像を配置します。 窓の映像ですが、サンプルの Greenscreen Assets このビンの中に用意してあります。 この中の今回は Rebecca MS Background というムービー、これを利用します。 ダブルクリックすると、ソースモニターの方に 映像が表示されます。 このような窓の映像です。 これを配置するのですが、 配置する準備をしておきます。 まず、ソースパッチは このビデオ 1 の部分をクリックして オンにしておき、さらに、ターゲットトラック これも V1 を同じオンにしておきます。 他の部分がオンになっている場合には、 オフにしておいてください。 次に、この窓の部分の映像を、 このインタビューの映像のデュレーションと 同じにしたいので、まず、配置する時間を ここで設定します。 再生ヘッドをこのように先頭に合わせて 「インをマーク」 このボタンをクリックします。 そうすると、イン点が タイムラインに配置されます。 次に、再生ヘッドを移動して お尻の部分に合わせます。 この時に Shift キーを押しながら、 ドラッグすると、お尻のところに きっちりとスナップしてくれます。 これで「アウトをマーク」 これをクリックします。 これでイン点からアウト点まで 範囲が指定できました。 この状態で次に、 このソースモニターの方の映像。 2 を開始したい部分に 再生ヘッドを合わせて 「インをマーク」これをクリックします。 インをマークすると、 マークした部分からの映像が取り込まれます。 この状態で「上書き」ボタン これをクリックします。 そうすると、ビデオ 1 トラックの方に 映像が配置されます。 この状態では、まだ透明化していないので、 ここの部分まで映像が表示されていません。 次に、透明化するためのエフェクト、 これを利用します。 エフェクトは Ultra キーという エフェクトを利用します。 エフェクトパネルを表示して、 検索ボックスには Ultra という風に入力します。 入力すると、このように「ビデオエフェクト」 というカテゴリーの下に「キーイング」、 更にその中に「Ultraキー」という エフェクト、これが検出されます。 この Ultra キーというエフェクトを 透明化したい部分があるクリップの上に ドラッグ・アンド・ドロップして適用します。 次に、エフェクトコントロールパネル これを表示します。 ここに Ultra キーという エフェクトが設定されています。 ここに「キーカラー」という オプションがあります。 このキーカラーの部分のこのスポイトを クリックして透明化したい色を これから選択します。 この映像の中でこのグリーンの部分を 透明化したいので、グリーンの部分で スポイトをクリックします。 すると、グリーンの部分が透明化されて そこに下にあるビデオ 1 に配置した映像が こちらの方に表示されます。 尚、合成の状態、 ちょっと確認してみたいと思います。 ここに「出力」というオプションがあります。 ここのところのメニューで「コンポジット」 という風に表示されていますが、 このメニューを表示すると、 「アルファチャンエル」というのが 選択できます。 この「アルファチャンネル」を選ぶと、 このように黒い部分と白い部分とに 分けられます。 この白い部分は透明化されていなくて、 この黒い部分が透明化されている、 という風な状態になっています。 尚、この黒い部分なのですが、 背景に若干グレーの部分が残っています。 これはまだきっちりと透明化されていない 部分ですが、この部分を透明化するために、 「設定」というオプションの メニューを表示します。 ここに「初期設定」という風に 表示されていますが、 このメニューを表示すると、「強」「弱」とか あと「カスタム」選択できます。 この内の「強」を選択してみましょう。 そうすると、この背景の部分が 綺麗に透明化されます。 次に、「アルファチャンネル」のところ、 これを「コンポジット」に切り替えます。 そうすると、合成の声、 きっちりと分かるのですが、 まず、この「全体表示」という 表示のサイズですが、 ここの部分を例えば 100% 、 これを選択すると、このエッジの部分が 綺麗に合成されているかどうかというのは 確認できるようになります。 ここで髪の毛の部分ですが、 若干グリーンの部分が残っていたりします。 こういった部分を調整するのが例えば、 「マップの生成」ですね。 この中で「透明度」とかあります。 これらを調整したり、 或いは「マップのクリーンアップ」 というのがあります。 ここの「チョーク」とかの数値などを調整して 合成の具合を調整していきます。 さらに、「スピルサプレッション」という オプションもあります。 これを使うと、この中に「スピル」という オプションがあるのですが、 この数値を変更すると、ここの部分に 若干残っていたグリーンの部分が 綺麗に処理されていきます。 このようなオプションを使って綺麗に 合成を仕上げていきます。 この状態で全体表示してみますね。 と、このように非常に綺麗なかたちで 合成されています。 再生してみましょう。 (英語のナレーション) このような合成の映像が作成できます。 ここでは、Ultra キーというエフェクトを 利用して映像合成する方法について 解説しました。

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